乾燥する季節になるとインフルエンザで学級閉鎖になったという話題がニュースにあがります。インフルエンザを経験したことがない人にとっては、怖い病気ですし、一度でも経験したことがあるなら、あんなに辛いおもいは二度としたくないでしょう。
インフルエンザを防ぐには、手洗いとうがいをしっかりすること。乾燥から喉を守るには、うがいをして喉を潤わせることが大切です。手洗いとうがいをしていても防げないこともあります。疲れが溜まっていて免疫力が低下していると、予防していてもインフルエンザをもらってしまうこともあるんですよね。
インフルエンザを遠ざけるには、規則正しい食事と睡眠、手洗いとうがいなど健康的な生活を心がけるようにするといいようです。100%予防する方法はありませんが、毎日ケアをして少しでもインフルエンザウィルスを近づけないようにしましょう。インフルエンザの初期症状や対処方法などをまとめてみました。
インフルエンザの症状
インフルエンザの症状の特徴は、38度以上の高熱です。それと同時に、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が強くあらわれます。個人差はありますが、頭痛はかなづちで叩かれているくらいの痛みだといいます。
具合がいつもと違うかも・・・って感じたら、まずはこんな症状が当てはまるか確認してみてください。
インフルエンザ症状のチェック項目
●38℃を越える高熱がある
●寒気・震え
●倦怠感
●関節痛・筋肉痛
●頭痛
●喉の痛み
●咳(起こらない場合もある)
●鼻水
●くしゃみ
インフルエンザ初期症状の判断は?
関節の痛みや倦怠感、寒気、頭痛などの症状があっても熱が38度以下の場合もあります。インフルエンザにかかっていても、まだ症状がでていない場合は、医者にいっても風邪と認識されて、安静にするように言われます。お医者さんにも初期の段階では、見分けが付けにくいようです。
風邪かインフルエンザかがはっきりしないうちは、とにかくウィルスを広めないようにマスクをキチンと付けましょう。家族にうつすと大変です。体調がいつもと違うと感じたら、うがい手洗いをしっかりして、マスクをする。スポーツ飲料などで水分補給をして、可能であれば個室でカラダを休めましょう。
インフルエンザの潜伏期間は状況によって差があります。ちょっとでも、インフルエンザウィルスの可能性があるのであれば、しっかりカラダを休めることが大切ですよ。
インフルエンザと風邪の違いとは?
インフルエンザの症状も個人差がありますが、はっきりとした違いは体温の高さです。38度~40度の熱が出ると言われています。熱が高いので、頭がガンガンする場合は、インフルエンザを疑ってもいいかもしれません。
インフルエンザの症状 | 風邪の症状 | |
感染経路 | 主に咳やくしゃみなどの飛沫感染、接触感染 | 空気感染、飛沫感染、接触感染 |
潜伏期間 | 通常1~2日 | 5日~6日 |
発症期間 | 10日以内 | 普通は3日以内、長くても1週間程度 |
症状の部位 | 全身 | のど・鼻 |
進行 | 急激なことが多い | ゆるやか |
発熱 | 38~40度前後 | 37~38度くらい |
主な症状 | 発熱、関節痛、筋肉痛 倦怠感などの全身症状 |
鼻水、鼻づまり、咳など 鼻やのどの症状 |
インフルエンザの潜伏期間は1~2日。発症する1日前から発症後5~7日頃までは、身近な人にうつす可能性があります。特にインフルエンザを発症してから最初の3日間くらいが最も感染力が高いと言われていますので、注意が必要です。
インフルエンザの検査方法は?時間はどれくらい?
インフルエンザを発症したと感じたら、内科を受診しましょう。受付で症状を伝えると、比較的早く対応して頂けると思います。
インフルエンザの検査をすれば、約15分ほどで結果がわかります。方法は、「迅速診断法」で、綿棒で鼻の粘膜をこすってウィルスを調べます。簡単な検査ですが、鼻がヒリヒリすると思います。
この検査をすれば、陽性か陰性かがわかるはずですが、インフルエンザ発症直後ですと体内のウィルス量が少なくて陰性と判断されることがあります。陰性であっても、その後熱が下がらないようであれば、翌日再度診察を受けた方がいいですよ。
インフルエンザは何日で治る?
インフルエンザは熱が下がったとしても、しばらくはウィルスの感染力は持続しています。身近な人にうつしてしまう可能性がありますので、熱が下がったあと2日ほどは自宅療養されることをオススメします。だいたい1週間くらいで完治すると思います。とにかく、水分補給と睡眠は大切です。カラダをとことん休めましょう。
インフルエンザ予防するマスクの正しいつけ方と外し方
インフルエンザや風邪をひいたときは、喉を守るためにマスクをしますが、正しく装着できていますか?
マスクは、ウィルスをもらわないために付けるだけでなく、自分からウィルスを人にうつさないためにも装着することが多いです。せっかくマスクをしてても、正しく付けてないと人混みでインフルエンザウィルスを貰ってしまうかもしれません。
動画がありましたので、再度確認しておかれるといいですよ。
【マスクの付け方】マスクは鼻や頬、顎にフィットするようにつけます。
【マスクの外し方】マスクの表面はウイルスが付着していますので、耳のゴムを外してそのままゴミ箱にポイっします。マスクは使い捨て厳守です。
インフルエンザと風邪の違いと初期症状は?検査は早い?何日で治るの?まとめ
インフルエンザってかかると辛いです。予防接種をうってるから安心ってことはありませんので、毎日のうがい手洗いはしっかりしましょう。それでも体調不良だと感じたら、自分のカラダの状態を把握して病院へ行ってください。
インフルエンザが流行する時期は、日頃の疲れが溜まっている年末が多いです。まずは、カラダを休めることを考えましょう。インフルエンザにはなってなくても、疲れたなって感じたら休息をとるようにしてくださいね。