
人間の体温は37度がベストだと言われています。年齢や体格などから個人差がありますが体温が37度に近いと代謝がよいと言われています。
乳幼児は成長途中で体温調節機能が十分に発達していないので、体温は高くないやすく、高齢者は加齢とともに体温を維持する力が弱まるので低くなるようです。
健康のために理想体温に近づけましょう
健康的な体温は36度5分以上で体温が1度下がると代謝が下がります。低体温は生活習慣病やガンなどいろいろな病気の原因になります。
逆に体温を1度上げると免疫力は一時的にですが5~6倍も上がります。心臓や脾臓は免疫力が高いとガンはできにくなるようです。病気を遠ざけるためにも常に身体を温めて平熱を36度5分以上にキープすることができれば健康維持につながります。
体温が下がる理由を知っていますか?
筋肉が減少するような生活習慣が身体の体温を下げさせる原因です。つまりは、運動不足により筋肉が減少したためです。体温の4割は筋肉によって作られるので、身体の筋肉の割合が減ると体温が下がってしまうのです。
体温を下げる原因
体温を下げる6つの原因があります。
- 運動不足
- 過度のストレス
- 身体を冷やす食べ物の取り過ぎ
- 冷房による冷え
- 湯船に浸からない
- 水の飲み過ぎ
ストレスは様々な病気のきっかけになったりしますが、冷えの原因にもなっています。ストレスを感じやすい方はリラックス方法を見つけて解消することが大切です。
便秘にお悩みの方も冷えが原因の一つになっている場合があります。身体の冷えからむくみやすくなり便秘に、そしてさらに身体が冷える悪循環になってしまう。
運動不足で筋力低下
筋力が少ないと体内で熱を作り出すことが難しい。体温の約4割は筋肉から作られているので運動不足の生活が体温低下の原因になっています。特に下半身には身体全体の筋肉のほとんどが集まっているので、スクワットをすると効果が上がりやすい。
ストレスで体温低下
過度なストレスを受け続けていると血管が収縮して血行が悪くなり、体温が下がる原因になります。可能な方法でストレス発散をするようにしましょう。
身体を冷やす食べ物の取り過ぎ
冷たい飲み物の取り過ぎや食べ過ぎが原因で身体を冷やしてしまいます。バランスの良い食事を心掛けて、食べ過ぎや冷たい飲み物の取り過ぎに注意しましょう。
夏に冷しすぎる
夏になると冷房をつけますが、部屋の冷やし過ぎには注意しましょう。夏に身体を冷やしすぎると熱を作る機能が低下してしまいます。冷やし過ぎにならない温度にし、冷たい飲み物を過剰に取らないように身体をいたわりましょう。
水の飲み過ぎは体温を下げる
水は身体にいいからと無理に飲むのはよくありません。必要以上に水を取ると腎臓に負担をかけ、むくみの原因になることもあります。汗をかいたりスポーツ後でなければ、一気に飲むのではなく少量をこまめに取る方法にして飲み過ぎにならないよう気をつけましょう。
お風呂で湯船に浸からないと温まらない
一日の疲れは湯船に浸かって流しましょうと言いますが、体温を上げるにシャワーだけでは不足のようです。湯船に浸かって汗ばんでくる頃を目安に体温は約1度あがり免疫力は一時的ですが5倍にアップします。これを毎日続けていくことで免疫力アップできるのです。
体温を上げるための生活習慣
- 下半身を鍛える
- 生姜やにんじんを積極的にとる
- 湯船に浸かる
- 年中腹巻をする
体温を簡単に上げるには下半身を鍛えること
簡単な方法は、ウォーキングやスクワットと簡単な筋トレを毎日コツコツ続けることです。下半身には、身体のほとんどの筋肉が集まっているので、冷えが解消されるだけでなく身体の引き締めの効果も期待できるので鍛えることにデメリットはありません。
スポーツを始めるように特別な準備は必要ありませんので、思い立ったらすぐ始めることができます。スクワットや簡単な筋トレなら自宅で気分転換を兼ねて行うことができるので、「やらなきゃ」っていうよりは「お湯が沸くまでスクワットしよ」っていう感覚で始めやすいのではないでしょうか。
スクワット運動を動画でご確認ください。
アイソメトリック運動を動画でご確認ください
身体を温める食材を積極的に取りましょう
身体を温める食材、陽性食材を積極的に食事に取り入れましょう。陽性食材と検索するとこれらが出てきました。
ごぼう、にんじん、レンコン、生姜、黒砂糖、玄米、そば、漬物、鮭、卵、赤身の肉や魚、黒豆、みそ、醤油など
料理に使う食材ばかりなので知らないうちに摂取できているかと思いますが、意識して取るなら飲み物でも取るといいと思います。
●にんじんジュース
にんじんをジューサーにかけて朝ごはんとして飲む。飲みずらいようでしたら、リンゴをプラスして飲むといいでしょう。
●生姜紅茶
紅茶に生姜を少々すり下ろして飲みます。お好みで黒砂糖や蜂蜜で甘みを追加してください。
適度な暑さの湯船に浸かる
もっとも手軽な方法は、湯船にゆっくりと浸かること。汗がじわっと出れば体温は約1度上昇します。血行も良くなりますね。
逆に半身浴をぬるめのお湯で入るのは冷えてしまうことがあるのでオススメしません。
365日いつでも腹巻をしましょう
お腹には大切な臓器が集まっています。温めると臓器の働きが活発になって体感温度が上がります。常に温めることが大切です。
暑い夏にも腹巻?って思う方もいらっしゃると思いますが、お腹に手を当ててみるとひや〜ってしてる時ありませんか?薄手の腹巻なら服に響きにくいので安心のために身につけておくといいですよ。
体温が下がる理由と毎日続けられる簡単に上げる方法まとめ
体温が37度近くになれば免疫力があがり冷えや身体の不調は軽減されると言われれいます。とにかく身体を冷やさず、下半身の筋力をつけることを心掛けましょう。基本となる体力づくりの目安が体温だということです。
ウォーキングやスクワットは健康的な生活を長期にわたって続けるための基本のようなもの。難しいことはないものばかりでしたので、コツコツ続けていきましょう。