
花粉症アレルギー対策をするには、花粉が飛び始める前から対策しないと効果はないと言われています。辛い花粉症なので対策は毎日の努力が大切です。毎日続けるためには自分にとって取りやすい方法を見つけましょう。
善玉菌を乳酸菌飲料やビフィズス菌でとる
アレルギーを改善する免疫機能は、60パーセント以上が腸に集中しています。アレルギー緩和をするためには、腸内環境が良くないとできません。つまり、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えることが花粉症対策になるわけです。
「飲むヨーグルト」などの乳酸菌飲料には善玉菌が含まれています。毎日の朝食に追加すれば手軽に取ることができます。他には、キムチや糠漬けでも乳酸菌を取ることができるので、ご飯のトモにあるといいですね。
善玉菌のエサは食物繊維
ごぼう、人参、レンコンなどの根菜類には食物繊維が豊富です。しかも、腸にいいオリゴ糖も取ることができるんです。オリゴ糖は、肉や魚にはほとんど含まれておらず、野菜の根や種の部分に含まれています。
オリゴ糖を食品から摂るためには、オリゴ糖の含有量が多い食品を選ぶことと適切な調理法で作ることが大切です。オリゴ糖を効率よく摂取するための調理法は、食品をあらかじめ40〜50度くらいに温めること。50度前後に温めることでオリゴ糖の含有量を増やすことができます。
オリゴ糖を多く含む食品 | 100gあたりの含有量(g) |
ごぼう | 3.6 |
玉ねぎ | 2.8 |
エシャロット | 2.8 |
にんにく | 1.0 |
バナナ | 0.3 |
納豆 | 2.0 |
きな粉 | 7.0 |
はちみつ | 1.5 |
オリゴ糖を効率よく取る調理方法
● ご飯はお米を40〜50度の湯に1時間浸してから炊く。
● ごぼうを調理する前にボールに入るくらいのサイズにカットして、40〜50度の湯に5分浸す。
● じゃがいも、里芋などの芋類は、40〜50度の湯に5分浸す。
● 玉ねぎは焼く。
● バナナはフライパンの弱火で5分ほどじっくり焼きます。バナナが40〜50度に温まればOK。
甜茶は花粉症アレルギー緩和が見込める
甜茶にはアレルギーの原因になるヒスタミンの分泌を抑える働きがあるので、花粉が飛び始める前から飲み続けるとアレルギー症状の緩和にも役立つようです。
甜茶は自然な甘みのある薬草茶です。口当たりは柔らかく甘い感じがするので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、花粉症アレルギーにとっては効果があります。
飲み方は普通のお茶と同じで、煮出すことで甜茶の成分を効果的に取ることができます。甜茶は様々なメーカーから発売されていますので、簡単なティーバッグタイプが便利だと思います。
甜茶も効果を実感するには、続けて飲むことになります。花粉症対策として取るなら花粉の症状が出る1ヶ月前くらいから毎日続けるといいと思います。
花粉症を悪化させないために控える食べ物
腸内の悪玉菌を増やしてしまう脂肪類を控える
カラダの中で善玉菌よりも悪玉菌が増えることになってはいけません。バラ肉や油の多い肉や揚げ物を頻繁にたくさん食べる生活をしていると、体内で消化しきれず悪玉菌が増えてしまいます。
善玉菌と悪玉菌のバランスを崩さないよう、脂肪類を食べる量は適量にしましょう。
花粉のシーズンのアルコールは控えめにしましょう
アルコールは花粉症アレルギーを悪化させてしまう可能性があるので、飲まない日を多めに作るといいかもしれません。嗜む程度ならいいかと思いますが、頭痛や吐き気などの症状が強くでる可能性があるので、花粉症でお悩みの方はご注意ください。
善玉菌を増やすための食材とオリゴ糖を増やす調理方法まとめ
花粉症対策をするなら腸内環境を改善していかなくてはいけません。つまり、善玉菌と悪玉菌のバランスのいい環境がアレルギーを遠ざけることになるわけなんです。
薬で治療する方法ではないので、長期にわたり生活改善して行くことになりますが続けないと効果は見えてきませんのでお悩みの方は改善される方向に向かって進んでいきましょう。