お遍路さんに初めて行こうと思っています。
しかし、お遍路とは何をすることなのか、お遍路で何か変われるのかって思うくらい全く知識がありません。テレビで見たことがある程度なので、まず何を準備したらいいのかを調べてみました。
お遍路をはじめようと思われている方の参考に少しでもなれればと思います。
お遍路とは何をすること?
お遍路さんというのは、弘法大師 空海にゆかりのある寺院を辿り、四国にある八十八箇所の霊場を巡拝することで、他の呼び方として四国巡礼、四国遍路などがあります。
最近では、健康祈願、パワースポット巡りなどというように色々な捕らえ方でお遍路をされる方が増えています。お遍路の目的は、自分探しや開運・縁結びなど人それぞれです。巡礼者が持つ笠には、「同行二人」と書かれていますが、この意味は、一人は自分のこと、もう一人は弘法大師を意味します。つまり、「同行二人」とは、弘法大師様と二人で巡礼の道を歩いていますよっていうことなんですね。それが、お遍路なんです。
お遍路には、一番札所から八十八番札所までありますが、巡る順番は決まっていません。どこから始めてもいいお遍路ですが、一番札所から番号順に巡る「順打ち」が一般的な巡礼方法。八十八番から巡礼することを「逆打ち」といい、順打ち3回分のご利益があるとも言われています。
人によって解釈が異なるので、どのようにお遍路するのかは生活スケジュールや好みで見つけていく方法でいいようですよ。まずは、自分でお寺を巡拝してみてベストなお遍路スタイルを探すのも楽しいものです。
お遍路さんの服装は?
お遍路さんの服装のイメージってありますよね。白衣に菅笠、金剛杖を持ってという伝統的なお遍路ファッションで歩いている方も多いですが、お遍路さんの服装にきまりはありません。お寺を巡るので、足元はスニーカーのように歩きやすいものがいいですし、服装もパンツスタイルがベストだとは思います。
歩きお遍路の場合は、山道もありますので虫にさされないように長袖、長ズボンをベースにした服装がいいかもしれません。
お遍路の方法は、一日にたくさん巡る方や、一箇所づつ巡る方もいらっしゃると思いますので、天候による服装も場合によっては追加したほうがいいと思います。傘よりは、レインウェアの方がいいかもしれません。
お遍路さんの持ち物とは?
お遍路さんの持ち物は、どんなスケジュールで巡礼するのかにもよって随分かわります。歩きお遍路をするなら基本的な持ち物の他に、お遍路さんの輪袈裟、数珠、白衣、金剛杖などがあるといいです。
最初からすべて揃えずお遍路をはじめる方も多いですが、菅笠、白衣、金剛杖を身につけてると、周りからみてお遍路さんとわかるので、道を教えてくれたり助かることが多いようですよ。長いお遍路さん巡りをはじめるにあたって、急いでそろえる必要はありませんのでご安心ください。
お遍路さんを行う場合に必要な持ち物を書き出しましたので、参考になさってくださいね。
お遍路で巡礼するときの基本的な持ち物
- 靴
履きなれたウォーキングシューズで、雨天時でも快適に歩けるよう、防水・透湿性のあるものがお薦めです。 - リュックやウエストポーチ
自分の体型に合ったもので、容量は男性で25リットル、女性は20リットルくらいが長時間歩くお遍路に向いています。荷物は極力少ないほうがいいです。お賽銭や朱印を頂くのに小銭を多く使いますので、小銭入れは取り出しやすくしたほうがいいですよ。着替えは必要最小限にとどめて、道中の宿泊施設などで洗濯するなど工夫をしましょう。寒い時期は、寒さ対策もしっかりしましょう。 - 雨具・帽子・灯
雨具はリュックも一緒にカバーできるポンチョ式が実用的ですし、日よけや小雨よけの他、体力を温存するために帽子も持っておくと良いです。夜間歩行する予定の方はヘッドライト・反射材なども準備するといいです。 - 水やお茶
水筒やペットボトルの水やお茶を準備して、まめに水分を摂るようにしましょう。
歩きお遍路には、手ぬぐい、携帯電話、時計、携帯用蚊取、携帯トイレ、方位磁石、カメラ、常備薬、保険証、チョコやビスケットなどの補給食をリュックに入れておくと安心ですよ。
菅笠(すげがさ)
菅笠は、日除け・雨除けをする帽子の代わりになるものです。参拝時や僧の前ではかぶったままでいいのですが、靴を脱ぐ場所では菅笠を脱がなくてはいけないマナーがあります。ご注意くださいね。
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輪袈裟(わげさ)
参拝の正装具の一つです。身が引き締まる感じがして、巡礼には着用をお勧めします。特定の文字が入った輪袈裟も売っていますが、いろんな場所で使うなら文字が入っていないものを選びましょう。
参拝の時は手を清めてから輪袈裟を付け、トイレの際は外します。失礼にならないように、食事中やご不浄の際には、首から外さなければならないのでご注意ください。
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数珠(じゅず)
煩悩の数108個の球が連なる真言宗用の数珠が一般的。自分用に持っている数珠があれば、それを使って大丈夫です。まだ、持っていない方はこれを機会に準備されるといいと思いますよ。
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金剛杖(こんごうづえ)
金剛杖の上部に五輪の塔が入っています。金剛杖は、弘法大師の化身なので、不浄な場所に持って入らず、休む際 も杖の先を洗ってふき、合掌し、出かける際も合掌してから持ちましょう。鈴付きカバーが付いて便利です。
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白衣(びゃくえ)
白衣(道中着)はお遍路さんの正装。袖無しのものもあり、それは笈揩と呼ばれてい ます。身が引き締まる感じがしますね。
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頭蛇袋(ずだぶくろ)・さんや袋
納経帳や納札、数珠、経本、線香、ロウソク、ライターなど持ち物を入れて肩から斜めにかけて持ち歩く。布製やペットボトル入れポケットのついたものなど、いろいろあります。
最近は、リュックでお遍路される方も多いようですよ。
納経帳(のうきょうちょう)・朱印帳(しゅいんちょう)
参拝した証として各寺の納経所で墨書とご朱印をいただくための帳面です。回るたびに同じ納経帳を使って重ねて印をしていきます。何度も回っているお遍路さんの納経帳はご朱印で真っ赤になっています。
納経帳と朱印帳のどちらがいいの?ってよく言われますが、細かく考えなければ、どちらでもいいようです。最近は、カバーのバリエーションが増えていますので気に入った御朱印帳を持ち歩く方が多いですよ。
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納札(おさめふだ)
納札は巡拝した回数によって、色が違います。読経あるいは写経を納めた証に本堂と大師同の2カ所でこの札を納めますので、多めに準備しておくといいですよ。1枚ずつ表には名前、参拝年月日を。裏には願い事などを書いておきます。お接待を受けたときは名刺代わりに納札するのがマナーなんだそうです。
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御影入(おみえ(おすがた)いれ)
納経所ではご朱印にお寺の御本尊が描かれた御影の絵をいただきますが、その絵の保存しておくファイルがあると便利です。
経本(きょうほん)
般若心経や各札所御本尊の真言などが書かれた、四国霊場巡拝用のものがよい。お経を覚えていても経本を手に持って読経するのが正しい作法だと言われています。
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お遍路さんの服装と持ち物は?菅笠、白衣、金剛杖はあった方がいい?まとめ
お遍路をしている方は、年々増えています。テレビで山やお寺を歩いている映像を見たことはありますが、実際何をするのかマナーは知らないですよね。まずは、お遍路とは何をすることなのか、お遍路の時の持ち物や服装についてご紹介させていただきました。
お遍路の進め方にもパターンがありますので、どんなスタイルで進めるのかによっても必要な持ち物は変わってきます。まずは、無理せず少しづつ始めてみて下さい。