
厚手のニットやコートで、気づけばパンパンになっている冬のクローゼット。「着たい服がすぐに見つからない」「なんだかいつもごちゃごちゃしている」なんて悩みを抱えていませんか?
冬服はかさばる上に種類も多く、クローゼットの整理は後回しにしがち。しかし、いくつかのコツさえ掴めば、片付けが苦手な方でも驚くほどスッキリ使いやすいクローゼットに変えることができます。
この記事では、冬のクローゼット整理術を「準備・実践・維持」の3ステップで徹底解説。自分に合った方法を見つけて、冬のおしゃれをもっと快適に楽しみましょう。
冬のクローゼット、もうごちゃごちゃしない!片付けが苦手なあなたでもできる整理術
なぜ冬のクローゼットはすぐに散らかるの?片付けられない人の特徴とは
そもそも、なぜ冬のクローゼットは他の季節より散らかりやすいのでしょうか。その原因は、冬物衣類ならではの3つの特徴にあります。
- アイテムがかさばる:ニットやコート、ダウンジャケットなど、冬服は一つひとつが厚手で大きいため、収納スペースをあっという間に圧迫してしまいます。
- 小物の種類が多い:マフラー、手袋、帽子、タイツなど、夏に比べてファッション小物の種類が増え、管理が煩雑になりがちです。
- 「とりあえず置き」が増える:一度着ただけでは洗濯しないセーターなどを、つい椅子の上や部屋の隅に「とりあえず」置いてしまう。その積み重ねが、クローゼットだけでなく部屋全体が散らかる原因になります。
また、片付けが苦手な人は「高かったから捨てられない」「痩せたら着るかも」「いつか着るかもしれない」という気持ちから、なかなか服を手放せない傾向があります。この「いつか」のために、本当に「今」着たい服が埋もれてしまっているのかもしれません。
驚くほどスッキリ!クローゼット整理がもたらす3つのメリット
面倒に感じるクローゼットの整理ですが、実は時間やお金、心の余裕を生み出す、たくさんのメリットがあります。
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メリット |
具体的な効果 |
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1. 時間の節約 |
「あの服どこだっけ?」と探す時間がなくなり、朝の服選びが劇的にスムーズに。コーディネートに悩む時間も減り、忙しい朝に心の余裕が生まれます。 |
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2. 無駄遣いの防止 |
手持ちの服をすべて把握できるため、「似たような服を持っていた」という買い物の失敗がなくなります。手持ちのアイテムで着回しを考えられるようになり、節約にも繋がります。 |
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3. 服が長持ちする |
衣類をぎゅうぎゅうに詰め込むと、シワや型崩れ、湿気によるカビや虫食いの原因になります。適度なスペースを確保することで風通しが良くなり、大切な服を良い状態で長く保管できます。 |
【準備編】冬のクローゼット整理を始める前に
「さあ、やるぞ!」といきなり片付け始めるのはNG。まずは簡単な準備から。このひと手間で、整理の効率が格段にアップし、挫折しにくくなります。
これだけは揃えたい!整理をスムーズにする便利グッズ
特別な道具は必要ありません。100円ショップなどで手軽に揃えられるものも多いので、ぜひ活用してみてください。
- 滑りにくい薄型ハンガー:ハンガーの種類を揃えるだけで、クローゼットの見た目に統一感が生まれます。特に、滑りにくい素材の薄型ハンガーは、省スペース化もできて一石二鳥です。
- 中身が見える収納ケース・ボックス:ニットや小物を分類して収納するのに便利です。中身が見えるタイプや、ラベルを貼れるものを選ぶと、何が入っているか一目でわかります。
- 引き出し用の仕切り:引き出しの中でTシャツや靴下などを立てて収納する際に、倒れてくるのを防ぎます。専用品でなくても、ブックエンドなどで代用可能です。
- 一時置き用のカゴ:「一度着たけどまだ洗わない服」を入れるためのカゴを用意すると、床や椅子への「とりあえず置き」を防げます。
挫折しないための3つの心構え「完璧を目指さない」が成功の鍵
片付けで最も大切なのは、やり遂げること。途中で挫折しないために、以下の3つの心構えを意識してみてください。
- 完璧を目指さない:「一日で全部終わらせる!」と意気込むと、途中で疲れてしまいがちです。「今日はコートだけ」「この引き出し一段だけ」など、小さなゴールを設定するのが成功のコツです。
- 時間を区切る:「15分だけやる」とタイマーをセットするなど、短時間集中で取り組むと、「片付け=大変」という心理的なハードルが下がります。好きな音楽を聴きながら、ゲーム感覚で取り組むのも良いでしょう。
- 1人で抱え込まない:判断に迷う服は、家族や友人に「これ、まだ似合うかな?」と客観的な意見を求めるのも一つの手です。どうしても難しい場合は、片付けのプロに相談するという選択肢もあります。
【実践編】4ステップで簡単!冬物クローゼット整理の手順
準備が整ったら、いよいよ実践です。以下の4つのステップに沿って進めれば、誰でも簡単に冬のクローゼットを整理できます。
ステップ1:まずは全部出す!手持ちの服を把握しよう
最初に、クローゼットの中にある冬服をすべて出してみましょう。ベッドの上や床の空きスペースに、アイテムごと(アウター、トップス、ボトムスなど)に分けて置いていくと、後の作業が楽になります。
少し大変な作業ですが、自分がどれだけの服を持っているのかを正確に把握することが、整理の最も重要な第一歩です。「こんな服持ってたんだ」という発見もきっとあるはず。
ステップ2:「要・不要・保留」に分ける!手放す基準を決めよう
出した服を「要(これからも着る)」「不要(手放す)」「保留(迷う)」の3つに仕分けていきます。この時、自分なりの「手放す基準」を明確にしておくと、感情に流されずスムーズに進められます。
【手放す基準の例】
- この1〜2年、一度も着ていない
- サイズが合わない、着心地が悪い
- 今の自分には似合わないと感じる
- 毛玉、黄ばみ、ほつれなど、傷みや汚れが目立つ
- 着回しコーデが3パターン以上思い浮かばない
「保留」ボックスに入れた服は、3ヶ月など期間を決めてクローゼットの目立たない場所で保管し、期間が過ぎても一度も着なかった場合は手放す、というルールにすると決断しやすくなります。
ステップ3:かさばる冬服をコンパクトに!アイテム別収納テクニック
残すと決めた「要」の服を、アイテムの特性に合わせて収納していきます。使いやすさと、服を傷めないことを意識するのがポイントです。
コート・アウター類:ハンガー収納で型崩れ防止
コートやジャケットなど、シワや型崩れが気になるアウター類は、ハンガーにかけて収納するのが基本です。
ハンガーは、肩のラインに合った厚みのあるものを選びましょう。
クリーニング店の針金ハンガーは型崩れの原因になるため、必ずしっかりとしたハンガーにかけ替えてください。
ニット・セーター類:たたんで「立てる収納」が正解
ニットやセーターは、ハンガーにかけると重みで生地が伸びてしまう可能性があるため、たたんで収納するのがおすすめです。
引き出しや収納ケースに、重ねるのではなく「立てて」収納しましょう。これにより、どこに何があるか一目でわかり、下の服を取り出すために上の服を崩す、ということがなくなります。
マフラー・手袋などの冬小物:ボックスでまとめて迷子防止
ごちゃごちゃになりがちなマフラー、手袋、帽子などの冬小物は、アイテムごと、あるいは人ごとにボックスで分けると迷子を防げます。不織布の仕切り付きケースなどを活用し、一つひとつ丸めて立てて収納すると、選びやすく見た目もきれいです。
ステップ4:衣替え完了!きれいな状態をキープするコツ
来シーズンも気持ちよく着るために、長期保管前のひと手間を忘れずに行いましょう。
湿気と虫食いを防ぐ!長期保管前のひと手間
衣類をしまう前には、必ず洗濯やクリーニングで汚れを完全に落としましょう。
一見きれいに見えても、皮脂や汗の汚れが残っていると、虫食いや黄ばみの原因になります。
クリーニングから戻ってきた衣類のビニールカバーは通気性が悪く、湿気がこもるため必ず外し、不織布のカバーなどにかけ替えるのがおすすめです。
防虫剤は「衣類の上」に置くのが鉄則
防虫剤の成分は空気より重く、上から下へと広がる性質があります。
そのため、引き出しや衣装ケースの場合はたたんだ衣類の一番上に、クローゼットの場合はパイプに吊り下げるなど、衣類の上に置くことで効果を最大限に発揮できます。
「1回着たけどまだ洗わない服」の一時置き場を作る
セーターやデニムなど、一度着ただけでは洗わない服の「一時置き場」を決めておくと、部屋が散らかりにくくなります。
通気性の良いカゴを用意したり、クローゼットの一角に「一時置き専用ハンガー」を設けたりするのがおすすめです。これにより、きれいな服と混ざるのを防ぐこともできます。
【応用編】もうリバウンドしない!すっきりクローゼットを維持する方法
せっかく片付けたクローゼット。きれいな状態をキープするための簡単な習慣を身につけましょう。
「1つ買ったら1つ手放す」ルールを徹底する
クローゼットの服の総量を増やさないために、「1つ買ったら1つ手放す」というルールは非常に効果的です。
これを徹底することで、収納スペースが物で溢れるのを物理的に防ぎ、新しい服を買うときも「本当に必要か?」と慎重に考える癖がつきます。
定期的な見直しで「着ない服」をなくす
衣替えのタイミングだけでなく、月に一度など、定期的にクローゼットの中身を見直す習慣をつけましょう。
「この服、最近着ていないな」と感じたら、なぜ着ないのかを考えてみることが大切です。
そうすることで、自分の好みの変化やライフスタイルの変化に気づき、常に「今の自分」に合った、稼働率の高いクローゼットを保つことができます。
外部サービスも賢く活用!クリーニング保管サービスという選択肢
ダウンジャケットや厚手のコートなど、かさばる冬物アウターで収納スペースが足りない場合は、クリーニング店の「保管サービス」を利用するのも賢い方法です。
クリーニング後、次のシーズンまで温度や湿度が管理された適切な環境で預かってもらえます。
自宅の収納スペースがスッキリするだけでなく、衣類をカビや虫食いのリスクから守ることができる便利なサービスです。
冬のクローゼット、もうごちゃごちゃしない!片付けが苦手なあなたでもできる整理術まとめ
冬のクローゼット整理は、少し手間がかかるように感じるかもしれません。
しかし、一度手持ちの服としっかり向き合い、自分にとって本当に必要で、着ていて気分が上がるものだけを選ぶことで、日々の服選びが格段に楽しくなり、暮らし全体が快適になります。
今回ご紹介したステップやコツを参考に、まずは「引き出し一段だけ」といった小さなスペースからでも始めてみませんか?
完璧を目指さず、自分に合ったペースで楽しみながら取り組むことが、すっきりとしたクローゼットへの一番の近道です。