ゲリラ豪雨が怖いのは自宅に水が入ってくるかもって時です。毎年のようにニュースで見る浸水の映像は恐怖でしかありません。
一戸建ての場合は玄関からの水の侵入です。
災害に遭われた方の話ですと、異変に気づいてから水が家に入ってくるまでの時間は一瞬だそうです。気づいてから急いでもすでに遅いのだそうです。
家の中に水が入らないようにすることが、最も良い対策で、敷地の入口や玄関前に土嚢を積むことで浸水被害の対策になります。土嚢を積む場所は、玄関前、トイレ、キッチン、浴室、洗濯機などの排水溝が効果的なのだそうです。
土嚢とは
土のうとは斜面の崩れ防止や、水害などの被害拡大を防ぐために使用する砂や土を入れた袋です。一般的な土のうと大型土のうの他、吸水土のうがあります。用途に応じて選んでください。
土嚢の種類は4タイプ
土嚢の種類は大きく分けて4タイプあります。
●袋に水道の水を入れて積むタイプ
●水を吸って膨らませるタイプで、使用後は捨てるタイプ
●水を吸って膨らませるタイプで、再生して使えるタイプ
●袋に土を入れて積むタイプ
袋に水道の水を入れて積むタイプ
【特徴】
●使用前は薄い布のようですが、水を含ませると2分で12キロほどに膨らみます。
●水道水を直接入れてください。
●使用後は乾かして燃えるゴミとして捨ててください
水を吸って膨らませるタイプで、使用後は捨てるタイプ
【特徴】
●土嚢を袋から出して約20リットルの水に沈めると、5分ほどで18キロぐらいの土嚢が出来上がります。
●出来上がりサイズは、縦40センチ、横55センチ、厚み7センチほどです。
●再生利用はできません。4日ほど乾かすと元のサイズに戻りますので、燃えるゴミとして捨ててください。
水を吸って膨らませるタイプで、再生して使えるタイプ
【特徴】
●水につけると3分で20キロの土嚢が出来上がります。
●届く箱のサイズは、640×460×160ミリに20枚入っています。コンパクトなので保管場所をとりません。
●使用後、再利用できるので経済的です。使用後は約1割ほどの大きさになります。
袋に土を入れて積むタイプ
【特徴】
●土を入れて詰むタイプの土嚢です。
●土が必要になる一般的なものです。
●事前に準備が必要になります。
土嚢の運び方
土嚢は水を含んで膨らむと一つが20キロほどの重さになりますので、運び方にも注意が必要です。
重い荷物を運ぶ時のように腰を落として土嚢を持ち上げるようにすると腰に負担がかかりにくいと思います。女性や高齢者の方が持つ場合は、2人で運ぶ方がいいようです。1人で運ぶ場合は、土嚢を引き寄せて体全体で持ち上げる感じにすると運びやすいかと思います。
体を痛めないようにご注意ください。
土嚢の設置方法
土嚢を作ったら並べていきます。土嚢には水道水を使ってください。他の水ではきちんと膨らまない可能性があります。
ブルーシートを敷いて、土嚢を必要な高さになるまで互い違いに重ねていきます。互い違いにすることで崩れにくく高く積み上げることが可能です。
使用済み土嚢の処理に仕方
使った土嚢のタイプによって処理の方法も変わります。中身を出してしまえば大体の土嚢は一般ごみとして捨てることができます。一度使用すると衛生面が心配にはなるので、必要な事態になった後は買い替えをした方がいいかもしれませんね。
袋に水道の水を入れて積むタイプは、水を捨てて一般ごみとして捨ててください。
水を吸って膨らませるタイプで、使用後は捨てるタイプは、天日干しして一般ごみとして捨ててください。天日干しは大体4日くらいかかるようです。
水を吸って膨らませるタイプで、再生して使えるタイプは、4日ほど天日干しすると約1割ほどのサイズに小さくなるので収納しておいて、再度利用することができます。
袋に土を入れて積むタイプは、土を戻して一般ごみとして捨ててください。
【ゲリラ豪雨】自宅の浸水対策として土嚢を準備!土のう種類と運び方設置方法まとめ
ゲリラ豪雨の雨水を家に入れさせないために土嚢を準備しておくといいでしょう。土嚢のタイプは4種類あります。簡単なのは水を含ませて詰むタイプです。
家の周りに土がある場合は、前もって土嚢を作っておくといいでしょう。家に土がない場合は、水道水で膨らませるタイプが便利です。5分ほどで12キロ程度に膨らみますので、重さには注意して隙間なく必要な場所に積みましょう。