訃報の連絡を電話で受けたら、まずどうしたらいいでしょうか?
最初に述べることは「お悔やみの言葉」です。でも、突然だと言葉がみつかりませんし、相手に失礼があってはなりません。しかし、訃報は突然に起こるものです。そして、訃報の時の対応を間違えるとあとあとの関係性にも少なからず影響がでてくることもあります。
決して怖いことではありませんが、人としてのマナーはしっかりと備えておいたほうがいいと思います。
訃報を受けたときに自分がすることは、この3つ
- お悔やみの言葉を述べること
- お通夜や葬儀、告別式などの日程を訪ねること
- 電話を切るときの言葉とマナー
普段はコミュニケーション力はあるという方でも、突然入る訃報の電話にどう対処していいか迷うことはありませんか?自分からかける電話ではないので心構えもありませんし、相手側の状況もみえませんからね。電話って難しいです。
大人のマナーとしてこの3点をスムーズにできれば大きくミスすることはないと思いますよ。
お悔やみの言葉の例文
お悔やみの言葉がもっとも必要でもっとも迷います。訃報の電話をうけて最初に言う言葉ですからね。そのときの状況や自分の使い慣れた言葉をもとにすると、その後の会話もスムーズになるかと思います。
「ご愁傷様です」という言葉は、最上級の敬意をあらわす言葉なんですが、少し他人行儀に聞こえる場合があるので親しい友人や親せきに対しては避けたほうがいいようです。お通夜や葬儀の場で使う言葉のイメージがありますが、自分と相手との関係性によっては良くない印象をあたえてしまうこともあります。近しい間柄の相手には、形式ばった言葉よりも自分の想いを素直に伝えてあげましょう。
会社関係や知り合いに対してのお悔やみの言葉として「ご愁傷様です」は適しています。声をかけるのであれば、「また落ち着いたころに改めてご連絡させて頂きます」というような言葉でその場では手短に会話を終えるといいでしょう。
親戚、友人、会社関係者に対してのお悔やみの言葉
- 大変なときにご連絡頂きありがとうございます。心からお悔やみを申し上げます。
- 突然のことで驚きました。心からお悔やみ申し上げます。
- あまりに突然で言葉がみつかりません。心からお悔やみ申し上げます。
- 突然のことで信じられません。どうぞお気をおとされませんように
親しい友人に対してのお悔やみの言葉
- 大変だったね。私にできる事があればなんでも言ってね。
- 突然のことで言葉が見つからないけど、心からお悔やみ申し上げます。私に手伝えることがあったら言ってね。
訃報の連絡は親戚や親しい友人に最も早く連絡がいくものです。訃報の連絡を受けて何かしたいと思っても先方宅はバタバタしている状況だと思います。でも、大切な友人にできるだけ早く会って何かしたいと思う自分もいます。そういう時は、先方に駆けつけていいかと尋ねるといいと思います。
告別式まで待たずに、お悔やみに駆けつけたい場合の尋ねる言葉
- お電話いただき有難うございます。あまりに突然で言葉がみつかりません。ご迷惑でなければ、できるだけ早くお悔やみに伺いたいのですがよろしいでしょうか。
- 大変でしたね。急なことで驚きました。大丈夫ですか?もし、差し支えなければ、できるだけ早くお悔やみに行かせていただきたいのですがよろしいでしょうか。
もしも、このように尋ねて断られたら「私になにか手伝えることがあればいつでも行ってくださいね」と伝えてお通夜や葬儀、告別式などの日程を尋ねましょう。
お通夜や葬儀、告別式などの日程を尋ねる言葉
会社関係者に対して日程を尋ねる言葉
- お辛いところお尋ねいたします。誠に申し訳ありませんが、今後の日程などはお決まりでしょうか。
- なにかとお取込み中に申し訳ありません。お伺いしたいことがございます。このお電話で伺ってもよろしいでしょうか。
尋ねた内容については、必ず復唱しましょう。
知人に対して日程を尋ねる言葉
- よろしければ、生前お世話になった故人にお別れをしたいのですが、このあとの日程などはお決まりですか。ご存じでしたら宗教や宗派も教えて頂けますでしょうか。
- 遠方のため、すぐに伺うことが難しいのですが、今後の日程などはおきまりでしょうか。おわかりでしたら宗教や宗派についても教えて頂けますでしょうか。
親しい友人に対しての日程を尋ねる言葉
- お通夜や葬儀の日程と場所はきまりましたか。お分かりでしたら宗教や宗派も教えてください。
このときに、故人と喪主の名前を確認しておきます。親しい関係の方でしたら、お花やフルーツをおくることもあるかもしれませんので。
電話を切るのは相手です
電話のマナーとして、かけてきた側から切ることがマナーです。会話が終了したら、お礼を言い相手が電話を切るのを待ちましょう。
訃報の電話を受けた時の対応の基本を知るまとめ
訃報を知らせる電話を受けたらすることはこの3点です。
- お悔やみの言葉を述べること
- お通夜や葬儀、告別式などの日程を確認すること
- お話しが終わったらお礼を伝えて、相手が電話を切るまで待つこと
例文を参考に相手に寄り添ってあなたの気持ちを伝えて差し上げて下さい。