日本の夏は暑い。毎年どんどん暑さが強く、辛く感じるようになりました。
でも、ある時思ったんです。
夏に部屋の中が暑いのは、湿度が異常に高くなって蒸し暑いからだと。蒸し暑いのはわかってますが、5月6月の室内30度と7月8月の室内30度とでは、体で感じる不快感が全く違うのです。それは湿度が高い季節と低い季節の違いなのです。
人が快適に過ごせる湿度目安
夏は50%~60%、冬は40%~50%が快適湿度です。それ以上になるとダニやカビの発生しやすい環境になってきます。
除湿の方法として簡単で確実なのはエアコンをつけることです。しかし、エアコンの設定温度ってほとんどが30度が最も高い設定温度です。稀に31度がある機種もありますが、それ以上設定できません。とても暑い日は気にならないですが、湿度だけが高い日にエアコンをつけようとすると室内が冷えすぎて逆に落ち着かなくなることがありますよね。特に冷えが苦手な方にとっては不快な居心地悪い空間になってしまいます。
そんな場合は、他の方法で除湿をされてみてはいかがでしょうか。
除湿方法4つご紹介
重曹で湿気を取る方法
重曹は弱アルカリ性で油汚れを落としたり、水回りのぬめり汚れや臭いを落としたり、お風呂、トイレ掃除、消臭剤などとして幅広く利用されています。
また、重曹は湿気を吸い取る性質を持っていますので、重曹を容器に入れて部屋の隅に置いておくとお部屋の湿気を吸い取ってくれます。おく場所はタンスの裏や家具の隙間、クローゼットの中など湿気が溜まっていそうなところに置いておくといいですよ。
だいたい1ヶ月~2ヶ月を目安に、重曹が固まってきたら替え時です。最初はサラサラだった粉末が湿気を含むと固まってきますので、それで判断することもできます。
容器は何でもいいです。紙コップや100円ショップのタッパーでもOK。底が安定しておけるタイプであれば溢れにくいので大丈夫です。
炭で湿気を取る方法
炭の種類の中でも最も除湿効果があるのは「竹炭」と言われています。
それは、炭の細かな穴が多いことが理由で、湿気や嫌な臭いをとってくれるいい働きをしてくれるからなんだそうです。
炭の特質として、湿気を取るだけではなく、乾燥してる場合は一旦吸収した水分を放出してくれるので、生きてるみたいに環境を快適に保ってくれる優れた素材なんですね。特にお手入れが必要というわけではなく、湿気を取って自分で乾燥してくれるので半永久的でエコに仕事をしてくれる炭は日本の環境にあった素材だと思います。
オススメの置き場所は、タンスの引き出しやクローゼット、トイレ、冷蔵庫などで湿気が気になるところほとんどに置いてOKです。押し入れに置く場合は、すのこを敷いた下に炭を入れると効果が上がるそうです。
コーヒーの出がらしで湿気を取る方法
コーヒーをいつも飲む方で、コーヒーかすを捨ててる方にお伝えしたい方法です。
コーヒーの出がらしは、消臭効果がある除湿剤になるんです。ひと手間入りますが、使い切ってから捨ててはいかがでしょうか。
作り方は、本当に簡単です。溜めたコーヒーかすをサラサラになるまで乾かすだけです。水分が抜けると粉末になりますが、湿気が少しでも残っているとカビが生えるのでしっかり乾かしましょう。天日干ししてもいいですし、フライパンで弱火で水分を飛ばしてもいいです。とにかくサラサラにします。
できたら紙コップやお茶のパックに入れたりして、シューズボックスや食器棚、トイレなどの消臭剤として使えます。そして最後は、お庭のお花や野菜に天然肥料として使えますよ。
新聞紙で湿気を取る方法
新聞は読んだらポイって資源ごみに出すだけじゃなく、湿気取りに活用しましょう。
布団やマットレスの下に新聞紙を敷くだけでも除湿効果があります。ただし、直接使うとインクで汚れるので、何か薄い布などで巻いて使います。
クローゼットや押入れの湿気を取りたい場合は、新聞紙を一度クシャクシャに丸めてから使います。クシャクシャにした方が除湿力が高くなるので、部屋干しする洗濯物の下に敷く場合も丸めてから使いましょう。
濡れた靴に使うときは、靴のつま先からかかとまで隙間なく新聞紙で埋めてください。乾く時間が早くなります。
除湿効果を長持ちさせる方法
除湿アイテムで湿度を軽減したら、扇風機やサーキュレーターで室内の空気を動かしましょう。風が身体に当たるのが好きでない場合は、部屋の端や天井に向けて空気の流れを作ってあげます。
部屋が適度に乾いていると、扇風機やサーキュレーターの風はとても心地よく感じます。少し窓を開けて新しい空気と循環するように配置して風を回すといいですよ。
除湿をする方法 部屋の蒸し暑さを軽減させる4つの方法まとめ
蒸し暑い夏の対策として除湿する方法を4つご紹介しました。
●重曹で湿気を取る方法
●炭で湿気を取る方法
●コーヒーの出がらしで湿気を取る方法
●新聞紙で湿気を取る方法
他にもいろいろ除湿方法はありますが、簡単で始めやすい方法を重視してご紹介しています。なるべく手に入れやすく手間のかからない方法で快適な夏を過ごせるといいですよね。