
雪遊びは冬ならではの楽しい体験ですが、一方で「転んでケガをした」「寒くなりすぎて体調を崩した」などのトラブルも起こりやすい遊びです。
特に子どもは、夢中になると寒さや危険に気づきにくいもの。だからこそ、大人が事前に知っておきたい注意点と安全対策があります。
この記事では、雪遊びで起こりやすい事故や低体温症のリスク、やってはいけないNG行動まで、分かりやすく解説します。
>>雪遊び全体の流れを知りたい方はこちらの記事をお読みください
雪遊びで起こりやすい事故・トラブル
まずは、雪遊び中によくあるトラブルを知っておきましょう。
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転倒して手や足を打つ
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すべって頭をぶつける
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雪玉が顔に当たる
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服がぬれて体が冷える
雪はやわらかく見えても、下が凍っていたり、段差が隠れていたりします。
「いつもと同じ場所」でも、雪が積もると危険度は一気に上がると考えておくことが大切です。
遊ぶ場所の安全確認は最優先
雪遊びを始める前に、必ず大人が遊ぶ場所をチェックしましょう。
近づいてはいけない場所
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道路の近く
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駐車場
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屋根の下(落雪の危険)
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川・用水路・側溝の近く
雪で見えなくなっている側溝や段差は、特に注意が必要です。
滑りやすい場所に注意
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雪が踏み固められている場所
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日陰で凍っている場所
走らず、ゆっくり歩くことを子どもと約束しておきましょう。
低体温症・寒さへの注意
雪遊びで最も気をつけたいのが体の冷えです。
低体温症のサイン
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体がブルブル震える
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口数が少なくなる
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元気がなくなる
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手足が冷たく感覚が鈍い
これらが見られたら、すぐに雪遊びを中断し、暖かい場所へ移動しましょう。
寒さ対策のポイント
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30〜40分ごとに休憩
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温かい飲み物で体を温める
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手袋・靴下がぬれていたら交換
「まだ遊びたい!」と言っていても、休憩は大人の判断で取ることが大切です。
雪遊びで絶対にやってはいけないNG行動
楽しい雪遊びでも、次の行動は絶対に避けましょう。
雪を食べる
一見きれいに見える雪にも、
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ホコリ
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排気ガス
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目に見えない細菌
が含まれています。お腹を壊す原因になるため、雪は絶対に食べないと伝えましょう。
顔や頭を狙った雪合戦
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目に当たる
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鼻や口に入る
など、思わぬケガにつながります。
雪合戦をする場合は
👉 顔は狙わない
👉 固い雪玉を作らない
というルールを決めておきましょう。
防水でない服・手袋で遊ぶ
服や手袋がぬれると、体は一気に冷えます。
「少しだけだから大丈夫」はNG。
防水対策ができていない場合は雪遊びをしない判断も必要です。
大人が見ておきたい安全チェックポイント
雪遊び中は、次のポイントをこまめに確認しましょう。
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顔色が悪くないか
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震えていないか
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手袋や靴がぬれていないか
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疲れすぎていないか
子どもは「寒い」「疲れた」を我慢してしまうことがあります。
声かけと観察が最大の安全対策です。
年齢別|安全対策の考え方
幼児の場合
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必ず大人が近くで見守る
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長時間遊ばせない
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つなぎタイプのウェアで雪の侵入を防ぐ
小学生の場合
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事前にルールを共有
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危険な場所に行かない約束
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自分で「寒い」と伝える練習
年齢に応じて、見守り方と声かけを変えることが大切です。
雪遊びの注意点まとめ|事故・低体温・NG行動から子どもを守る安全対策まとめ
雪遊びを心から楽しむためには、事前の安全対策が欠かせません。
遊ぶ場所の確認、こまめな休憩、低体温症への注意、そしてNG行動をしっかり伝えること。
これらを意識するだけで、事故やトラブルは大きく減らせます。
大人がしっかり見守りながら、子どもたちに冬ならではの楽しい思い出をたくさん作ってあげてくださいね。
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