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正月飾りはいつから?縁起の良い日とNG日・飾り方の基本も解説!

正月飾りはいつから?縁起の良い日とNG日・飾り方の基本も解説!

正月飾りはいつから飾るのが正しいの?と悩んだことはありませんか?

毎年のことながら、「縁起の良い日っていつ?」「29日や31日はNGって本当?」と迷う方も多いはず。

この記事では、「正月 飾り いつから」という疑問に対して、伝統的な風習から現代の住宅事情に合わせたスタイルまで、わかりやすく解説します。

さらに、正月飾りの種類や意味、片付けのタイミングやマナー、神社でのお焚き上げ方法まで網羅しています。

この記事を読めば、年神様を気持ちよくお迎えできて、スッキリと新年を迎える準備が整いますよ。

読み終えるころには、「正月飾りって、こんなに意味があったんだ」と思えるはずです。

読みやすくまとまっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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正月飾りはいつから飾る?縁起の良い日と避けたい日

正月飾りはいつから飾る?縁起の良い日と避けたい日について解説していきます。

正月飾りを飾る意味とは

正月飾りは、年神様を迎えるための大切な準備です。
年神様とは、五穀豊穣や家族の健康、繁栄をもたらすとされる神様のこと。

この神様を迎えるにあたり、玄関や神棚、リビングなどに飾りを用意するのが日本の伝統的な風習なんですよね。
飾りには「家が清められた神聖な場所である」という意味もあり、災厄を遠ざける役割もあります。

また、門松やしめ飾り、鏡餅など、飾りひとつひとつに意味が込められていて、それぞれ年神様を迎えるための目印やお供え物になっています。

こうした伝統行事に触れることで、年始をより気持ちよく迎えることができるのは嬉しいポイントですよね。
私も毎年、飾りを見ながら「今年も頑張ろう」って気持ちになります。

飾り始めの基本は「正月事始め」

正月飾りを飾り始める基準とされるのが「正月事始め」と呼ばれる日です。
これは12月13日で、かつてはこの日から年神様を迎えるための準備を始めるとされていました。

具体的には、門松に使う松を山に採りに行ったり、おせちの下ごしらえを始めたり、大掃除をする日として知られています。
つまりこの日から、家の中を整え、神様を迎える“迎春モード”に切り替わるわけですね。

ただ、現代では12月13日から飾る人は少数派です。理由としては、クリスマスが終わっていないから。
実際には、年末に向けて慌ただしくなる前のタイミングが狙い目とも言えます。
でも、意味を知ってるだけでちょっと得した気分になりませんか?

クリスマス後から飾るのが一般的な理由

最近の一般的な飾り始めは「クリスマス終了後」とされています。
つまり、12月25日が過ぎた 26日以降 ですね。

この背景には、洋風のイベントと和風の年中行事を分けて楽しむ日本人らしさがあります。
実際、街中のデコレーションも、25日まではクリスマス、26日からは一気にお正月モードに切り替わりますよね。

この切り替えのタイミングに合わせて飾ることで、自然と季節感も楽しめるんです。
私の家でも、クリスマスの飾りを片付けて、その流れでしめ飾りを出すのが毎年恒例になっています。
何となくスッキリした気持ちになれて、いい流れで年越しできるんですよ~。

12月28日と30日が縁起の良い理由

飾る日にこだわるなら、12月28日と30日が「吉日」として人気です。

28日は「末広がりの八」が入っていて、とても縁起が良いとされます。
また30日は、キリが良く、年末の区切りとしてちょうどよいタイミング。
お仕事納めと重なることも多く、時間を取って飾り付けしやすい日でもあります。

これらの日に飾ると「縁起担ぎができた!」と感じられるのも日本人らしいポイントですよね。
ちょっとしたことで運気が上がるような気がして、私は毎年28日を目安に準備しています。

12月29日・31日が避けられる理由

注意したいのは 12月29日と31日 に飾ることです。

まず29日は「二重苦(にじゅうく)」という語呂合わせで、縁起が悪いとされています。
特に年神様を迎える神聖な飾りをこの日に用意するのは、避けられる傾向にあるんです。

また、31日は「一夜飾り」といって、たった1日で慌てて飾るのは神様に対して失礼とされます。
葬儀の準備のようで縁起が良くないとも言われ、昔から避けられてきました。

やっぱり、お正月の準備は余裕を持って済ませておきたいですよね~。
バタバタすると気持ちも整いませんし、28日や30日に飾る方が安心感があります。

地域や家庭の慣習による違い

正月飾りのタイミングは、地域や家庭によって異なることもあります。
たとえば、沖縄では旧暦を基にした風習が色濃く、飾り付けや片付けの日も違います。

また、神棚や仏壇を中心に飾る地域もあれば、玄関にすべてまとめて飾る家庭もありますよね。
「うちはずっとこうしてるから」という家庭の習慣も大切にしたいポイント。

こうした背景があるからこそ、「正解はひとつじゃない」んです。
おばあちゃんに聞くと「29日だって気にしなかったわよ~」なんて言われたりして、ちょっと和んだりします。

正月飾りを飾るときの注意点

飾る際にはいくつか注意点もあります。

  • 汚れていない場所に飾ること(玄関やリビングなど清潔な場所)

  • 人がよく通るところに配置しないこと(破損防止)

  • 一夜飾りは避けること(31日は×)

  • 29日も避けるのが吉

  • できれば日中の明るい時間帯に飾る

また、マンションなど集合住宅の場合は共用部分に飾るのが禁止されていることもあるので、ルールを確認してから飾りましょうね。
私は一度、飾りを外側のドアに吊るして注意されたことがあって、それ以来は室内に控えめに飾っています(笑)

正月飾りの種類とその役割を知っておこう

正月飾りの種類とその役割を知っておくと、飾るときに意味がわかって気持ちも引き締まりますよね。

門松は年神様を迎える道しるべ

門松は、年神様が迷わず家に来られるようにする「目印」です。
玄関の左右に対で飾るのが基本で、「ここがあなたをお迎えする家ですよ」と伝える役割があります。

使用される「松」は一年中葉が落ちない常緑樹で、生命力や長寿の象徴です。
「竹」はまっすぐに成長する姿から、繁栄や強さの象徴とされ、「梅」は寒さの中で花を咲かせることから、忍耐や希望を表すんですよね。

現代の住宅では大型の門松は難しいかもしれませんが、ミニ門松やインテリア用のものも人気です。
わが家も小さめの門松を玄関の内側に飾っていますが、雰囲気が出ていい感じですよ〜!

しめ飾りは家を清める結界の意味

しめ飾りは、玄関の上や神棚に飾ることで、「この家は神聖な場所です」と示す役割を果たします。
神社などでよく見る「注連縄(しめなわ)」に由来していて、結界のような意味があるんです。

飾りに使われる紙垂(しで)は、神様が宿る場所を示す印。
裏白(うらじろ)は、葉の裏が白く清浄さを象徴し、夫婦円満の意味もあります。
ゆずり葉は、古い葉が新しい葉に譲ることから「家系の継続」や「子孫繁栄」を願うものです。

こうして見てみると、どれも深い意味を持っていますよね。
単なる飾りじゃなくて、神様に対するおもてなしの気持ちが詰まっているんですよ〜。

鏡餅は神様が宿る依り代

鏡餅は、年神様にお供えする大切な飾り。
大小2つの丸い餅を重ね、その上に橙(だいだい)を乗せるのが基本スタイルです。

丸い形は、円満を表し、重ねることで「一年を重ねる」「家庭円満」といった意味が込められています。
さらに、三種の神器のひとつである「八咫鏡」に由来するとも言われ、神聖なものとされています。

橙は「代々」との語呂合わせから、家が代々続きますようにという願いがこめられています。
最近では、パック餅が入ったタイプや、プラスチック製のインテリア鏡餅なども登場していますね。

飾る場所は神棚や床の間が理想ですが、なければリビングや玄関でもOK。
神様に「ここに来てくださいね」と伝えるような気持ちで飾るといいですよ!

破魔矢・羽子板は初正月の縁起物

赤ちゃんが初めて迎えるお正月、いわゆる「初正月」には特別な飾りをする風習があります。
男の子には「破魔矢(はまや)」、女の子には「羽子板(はごいた)」を贈ることが多いんです。

破魔矢は、その名のとおり「邪気を破る」意味合いがあり、元気に育つよう願いが込められています。
羽子板は、羽根つきに使われる板で「無患子(むくろじ)」という木の実でできた羽根を使います。
この「無患子」が「子が患わない」に通じることから、無病息災の願いが込められているんですよ〜。

リビングや玄関に飾って、赤ちゃんの健やかな成長を願う光景は、微笑ましいですよね。
うちの甥っ子の初正月も、立派な破魔矢が飾られていて、写真に残る素敵な思い出になりました!

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飾る場所にも意味がある

正月飾りを飾る場所も意識してみると、運気アップに繋がりますよ!

  • 門松・しめ飾り:玄関の外や玄関ドア(集合住宅では内側推奨)

  • 鏡餅:神棚、床の間、リビングなど家族が集まる場所

  • 破魔矢・羽子板:リビングや子ども部屋

場所には意味があり、なるべく人の目に付きやすく、清潔で明るい場所がベスト。
「神様が来たくなる場所」にしてあげるイメージですね。
飾る前に軽く掃除するのも、おもてなしのひとつですよ!

現代の住宅事情に合わせた飾り方

最近は「床の間がない」「マンション住まい」という方も多いと思います。
そんなときは、飾り方を工夫すればOKです。

たとえば、ミニサイズの門松を室内の棚に置いたり、しめ飾りを室内ドアに付けたり。
鏡餅もコンパクトタイプが売られていて、テレビ台の上やリビングボードにちょこんと置けます。

伝統は大事にしつつ、暮らしに合わせて無理なく取り入れることが大切なんですよね。
「うちはこれでいいよね」って納得できるスタイルが、いちばんです。

簡単に飾れるミニサイズやモダンデザインも人気

近年は、飾りやすさやデザイン性を重視したおしゃれな正月飾りも増えています。
たとえば:

  • ウォールシールタイプのしめ飾り

  • モダンなカラーの鏡餅

  • 北欧風デザインの門松

こういったものは、若い世代や単身世帯でも取り入れやすく、気軽にお正月気分が味わえるのが魅力です。
中には100円ショップや雑貨屋さんでも手に入るものもあり、「気軽に飾って楽しむ」がトレンドになってきています。

私も去年は、和紙でできたモダンしめ飾りを飾りましたが、来客から「センスいいね!」って言ってもらえて嬉しかったです♪

正月飾りをいつまで飾るかと正しい片付け方

正月飾りをいつまで飾るかと正しい片付け方について、詳しく解説します。

「松の内」とは?飾っておく期間の目安

正月飾りをいつまで飾るのか、その目安となるのが「松の内(まつのうち)」という期間です。
この期間は、年神様が家に滞在してくださっている時期とされ、飾りを出しておく期間でもあります。

一般的には1月7日までが「松の内」とされる地域が多いですが、関西地方では1月15日までとするところも。
これは「小正月(こしょうがつ)」と呼ばれ、昔ながらの風習を重んじる地域で今も受け継がれています。

ちなみに沖縄では旧暦を基にして、さらに別の日取りで片付けるケースもあります。
このように、松の内の長さは地域によって差があるため、地元の慣習に合わせるのがいちばん自然です。

私の家では昔から1月7日で片付けていましたが、祖母の家は15日まで飾っていて、子どものころは「どっちが正しいの?」と不思議に思ったものです(笑)

地域によって異なる片付けのタイミング

さきほど触れたように、「松の内」は全国一律ではありません。
そのため、片付けのタイミングも地域や家庭の慣習によって少しずつ異なります。

地域 松の内の最終日
関東・東北・九州 1月7日
関西・北陸・中国地方など 1月15日
京都の一部 1月4日(鏡開きが先にくる)
沖縄 旧暦1月14日頃

たとえば関東では「七草がゆ」を食べる1月7日を節目にして飾りを片付けます。
一方関西では「小正月」を重視して15日までしっかり飾るところも多いんです。

こうした違いがあるので、誰かに「まだ飾ってるの?」って言われても気にしなくてOK!
地域ごとの文化ですから、自信を持って飾ってくださいね。

鏡餅は「鏡開き」までが基本

鏡餅は他の正月飾りと少し違って、「鏡開きの日」まで飾るのが正式です。
この日は、鏡餅に宿った神様の力をいただく日でもあるんです。

関東や東北、九州などでは 1月11日 が鏡開きの日。
関西では 1月15日または20日、京都では珍しく 1月4日 に行う地域もあるようです。

鏡餅を下げたあとは、包丁を使わずに手で割ったり、木槌などで開き、お雑煮やおしるこにしていただきます。
このとき「切る」「割る」という言葉を避けて「開く」と言うのがポイント。

私も毎年、家族でおしるこを作って鏡開きしますが、これがまた美味しいんですよね~。
なんだか神様と一緒に食事してるような、神聖な気持ちになります。

神社に納める「どんど焼き」とは

飾りを片付けたあとは、どうやって処分するのが正しいのでしょうか?
おすすめなのは、神社で行われる「どんど焼き」に持っていくことです。

どんど焼きとは、1月15日前後に行われる火祭りのことで、しめ飾りや門松などをお焚き上げしてくれる行事です。
火にくべることで、年神様を天へお見送りする意味合いがあるとされています。

お焚き上げの炎にあたると「無病息災になる」とも言われていますし、火で焼いたお餅を食べる地域もありますよね。
地域の神社やお寺の掲示板やWebサイトで、どんど焼きの日程を確認してみてくださいね。

自宅での正しい処分方法

神社に行けない場合でも大丈夫。
自宅でもきちんとお清めして処分することができます。

手順は以下の通りです:

  1. 飾りに向かって感謝の気持ちを伝える

  2. 白い半紙や新聞紙の上に飾りを置く

  3. 塩や日本酒で軽く清める

  4. 他のゴミとは分けて袋に入れ、できれば可燃ごみとして出す

マンションなどで燃やすことができない場合は、こうした方法で丁寧に処分しましょう。
昔ながらの方法では、庭で清めた土の上で焼いていましたが、現代では難しいですよね。

「ありがとう、今年も守ってくれて」と声に出して片付けると、なんだか気持ちもスッとしますよ。

処分時に守りたいマナーと作法

飾りを処分する際のマナーも、ちょっとだけ意識しておきたいところ。
まず、神様の宿っていたものなので、粗末に扱わないというのが基本です。

  • 使い回しは避ける(特にしめ飾りや門松)

  • ゴミとして出すなら、他と分けて処分

  • 必ず一度は感謝の気持ちを伝える

これだけでも、気持ちよく新年の締めくくりができますよ。
私は「また来年もお願いします」って、毎年言ってから片付けています。

再利用はNG?飾りの新調が好まれる理由

お正月飾りって、見た目がきれいだし、来年も使いたくなりますよね。
でも実は「再利用はNG」とされているんです。

理由は簡単で、年神様が一度宿ったものを再利用するのは、失礼にあたるから。
つまり「新しい年の神様には、新しい飾りでお迎えする」のが礼儀とされているんですね。

最近は100円ショップやスーパーでも手軽に買えるものも増えていますし、お手頃価格で新調しやすいのがありがたいですね。
私も「気持ちを新たに」という意味も込めて、毎年新しい飾りを選ぶのが楽しみなんです♪

正月飾りはいつから?縁起の良い日とNG日・飾り方の基本も解説!まとめ

正月飾りは、年神様を迎えるための大切な準備であり、日本の伝統的な年末年始の風習です。

飾り始めは12月13日以降が基本とされていますが、実際にはクリスマス終了後の12月26日頃からが一般的です。

縁起の良い日としては12月28日や30日がおすすめで、29日や31日は避けるのがマナーとされています。

飾る種類もさまざまで、門松・しめ飾り・鏡餅・破魔矢・羽子板など、それぞれに深い意味が込められています。

片付けの目安は「松の内」までで、地域によって1月7日または15日が基準となります。

鏡餅は「鏡開き」まで飾るのが習わしで、お焚き上げや自宅での丁寧な処分も大切なポイントです。

正月飾りを通して、一年の始まりを清々しく迎えられるよう、心を込めて準備したいですね。

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