花火から帰ったら、すぐにでも着替えたくなりますよね。
浴衣はきれいですが、やはり暑いです、汗もかいてるし、暗闇でアイス落としてしまった記憶が・・・。
浴衣って洗えるのかな?
来週の花火にも浴衣を着ていくつもりだったのにって、心配されなくても大丈夫ですよ。
浴衣って洗えるのです。自宅の洗濯機できれいにできるのです。
手順を確認して、汚れはさっぱり落としておきましょう!
浴衣のお手入れ
浴衣は脱いだら、着物用ハンガーにかけて湿気をとりましょう。
着物用ハンガーがなければ、幅がひろめのハンガーでも大丈夫です。日陰で風通しのよい場所に一晩かけて干しておきましょう。
浴衣以外の下着やタオルなどは洗濯機で洗います。
まだ、着用する予定がある場合は、浴衣は干してまた着用できます。
ついたシワは、アイロンを当てておきましょう。スプレーで湿らせてスチームアイロンを当てて、日陰の風通しのよい場所に干しておけば一晩できれいになります。シミがついてしまった場合も、早めにケアしておきましょう。
もう、着用する予定がない場合は、クリーニングに出しておきます。高級な素材の浴衣でなければ、自宅の洗濯機で洗うこともできます。
手順を確認して洗ってみて下さい。
帯は手洗いが難しいので、クリーニングに出すといいですね。
浴衣の洗濯手順
浴衣を洗う基本は、手洗いです。しかし、浴衣がゆったりと入れられる桶を持っているお宅はなかなかありません。では、どうするかというと、ネット袋に入れて洗濯機の手洗いコースで洗うといいでしょう。
浴衣によっては、色落ちする場合があります。
浴衣地を染めたあとの水洗いが足りなかった場合に、色落ちして他の服地に色移りしてしまうこともあります。
濃い色の浴衣など、色落ちするかもという不安がありますので、一枚で洗ったほうがいいですよ。
洗濯手順1 衿にしつけ糸で固定する
洗っているうちに、衿がよれよれするの防ぐためにしつけ糸で衿をざっくり縫い留めます。
洗濯手順2 シミや汚れを落とす
シミや汚れがあった場合は、さきに落としておきます。
食べ物のシミは、食器洗い用中性洗剤を使用します。ぬるま湯に中性洗剤を入れよく混ぜ、染み抜き洗剤を作ります。
浴衣のシミの下にタオルをひいて、シミ部分に染み抜き洗剤をつけて染み抜き棒でトントンします。こすってはダメです。こするとシミが広がりますので慎重に行ってください。シミが取れたら洗濯機で洗いましょう。
染み抜き棒ですが、割りばしの先に綿とガーゼでくるんで作ります。
汗やほこりは、中性洗剤をかけて落としやすくしておきます。
洗濯手順3 洗濯機の手洗いコース
きちんと畳んでから洗濯ネットにいれて洗濯機で洗います。
畳み方は、背縫い部分で折り合わせて丈を三つ折りにします。洗濯ネットは浴衣がゆったりと入るサイズに入れます。中性洗剤を入れて洗濯をします。
洗濯手順4 脱水後はすぐ干します
脱水できたらすぐ干してください。時間がたって乾くとしわの原因になりますし、臭いも付きやすくなります。
干す場所ですが、日陰で風通しのいいところで干しましょう。
シワを伸ばして袖を広げて干します。物干し竿を使って、なるべく広く干すと乾きが早いですよ。
脱水を少な目にかけ、水滴がしたたるくらいで干すとシワが伸びてきれいにしあがります。水がしたたり落ちるので、そこはご注意ください。
乾いたら衿のしつけ糸を外します。
直射日光は色あせの原因になりますので注意してくださいね。
洗濯手順5 アイロンをあてる
シワを伸ばして干せていたらアイロンをあてる必要はないかもしれませんが、シワがあれば当て布をあててアイロンをかけておきます。
浴衣の素材によって温度は変わります。浴衣だと綿、麻、ポリエステルでしょうか。アイロンに表示されている温度を確認しましょう。
洗濯手順6 畳んで収納する
アイロンをかけたては、湿っているのですぐは畳めません。ハンガーか衣文かけ乾いたら、畳紙(たとうし)を挟んで収納します。
浴衣の畳み方
畳み方は、本畳がいいでしょう。
浴衣は、縫い目にそってまっすぐに畳めばいいので難しくはありません。では、手順を見ていきましょう。
浴衣畳み方手順1
浴衣の衿は左側、裾は右になるようにひろげます。脇縫いで折っていきます。
浴衣畳み方手順2
下前部分を半身折り返して、衿先と裾先を左右合わせるように畳みます。
浴衣畳み方手順3
まっすぐに見えるように畳めていれば大丈夫です。
浴衣畳み方手順4
衿の畳み方は特に注意しなければいけません。動画でチェックしながら進めてください。
浴衣畳み方手順5
袖の部分を避け、袖の下あたりで折ると良いでしょう。