神社への訪れ方や適切な神社参拝手順、願い事の表現について、ご存知ですか?願い事があると、多くの人が神社にお参りします。しかし、神社に到着し、神様の前で願い事を伝えようとする際、どのように表現すれば良いか迷うことはありませんか?
また、神社参拝が慣れていない場合、正しいお参りの手順が理解しにくいこともあります。せっかく神社に足を運び、神様に願い事を伝えるなら、事前に願い事の表現や正しいお参りの手順を確認しておくことが大切です。
神社でお参りする仕方は?お願い事の言い方やマナーとは?
- 手を清める: 神社に入る前に手水舎があり、手を清めます。これにより清らかな気持ちで神社に入ることができます。
- 鈴を鳴らす: 参道を進む際にある鈴を鳴らします。これは神様への挨拶や注意を促すものであり、通り道が清められると考えられています。
- 手を合わせる: 神社に到着したら手を合わせてお辞儀をします。これは神様への敬意を表すもので、一礼してから手を合わせて深くお辞儀することが一般的です。
- お賽銭を入れる: 神社の社殿に進む前に、お賽銭箱にお賽銭を入れます。金額に特に決まりはありませんが、100円くらいが多いようです。
- お参りする: 社殿に進み、手を合わせて願い事を伝えます。具体的な願い事を心の中で祈り、感謝の気持ちも忘れずに伝えましょう。
- お参りを終える: 願い事が終わったら再び手を合わせてお辞儀し、神社を後にします。
神社にお参りする際の服装には特に決まりはありませんが、清潔感があり礼儀正しい格好を心がけましょう。特に大きなイベントや祭りの際には、伝統的な服装や祭りにふさわしい装いも選ばれます。神社にお参りするのに特定の良い時間はありませんが、一般的には神社の営業時間内に訪れることが一般的です。また、神社によっては特定の祭りやイベントが開催される日に訪れると、より神聖な雰囲気を感じることができるかもしれません。
神社参拝は心の清らかさや感謝の気持ちが大切です。お参りの際には、心を落ち着かせ、誠実な気持ちで神社を訪れることが重要です。
神社参拝で願い事をしっかりと伝える方法
神様に自分の名前と住所を伝え、感謝の気持ちを述べた後、願い事を述べます。
願い事は他者に頼る表現ではなく、自身の決意を明確に伝え、神様に見守ってほしい旨を伝えましょう。
「○○を実現してください」
「自らが頑張り○○になるよう、見守ってください」
「自己努力により○○に達するよう、見守ってください」
重要なのは、「願いを叶える」という確信を持ち、それを神様に伝えることです。
多くの内容があるため焦るかもしれませんが、神社への訪れる方は時間をかけて願い事を行うことが一般的です。
神社参拝で正しい神社のお参りの手順
正しいお参りの手順は以下の通りです☟。
① 一礼の後、鳥居をくぐる
鳥居は神聖とされ、鳥居をくぐる前に一礼(約30度のお辞儀)をします。その後、本殿に向かって歩きますが、参道の真ん中ではなく、「左端」を歩くようにします。
*日本では「左上右下(さじょううげ)」の概念があり、右を下位とします。右側が下座となります。
② 手水舎で手と口を清める
手水舎では、右手でひしゃくを持ち、水を取り左手を洗い、次に左手で水を取り右手を洗い、最後に水を取り口をすすぎます(省略可能)。ひしゃくを使い水で持ち手をすすぎ、元の場所に戻します。
*この動作は一度の水で行います。
③ 鈴を鳴らす
賽銭箱の前で一礼し、鈴を鳴らします。これにより清めと神様への通告が行われます。
*鈴がない場合は省略します。
④ お賽銭をそっと入れる
賽銭箱にお賽銭を滑り込ませ、丁寧に入れます。投げ入れないようにし、気持ちを込めて行います。
お賽銭は人それぞれ、ご縁があるようにと5円、しじゅうご縁があるようにと45円と決めている方もいらっしゃいます。一般的にはお願い事にあうお賽銭を入れるという方が多いようですよ。
⑤ 「二拝二拍手一拝」を行う
「二拝二拍手一拝」の手順は次の通りです。
・姿勢を正して深いお辞儀を2回行う
・右手を少し下げ、胸の前で両手を合わせる
・肩幅で両手を2回打つ
・指を揃え、手を合わせたまま願い事を述べる
・手を下ろし深いお辞儀を1回行う
「拝」は約90度の深いお辞儀です。最初の右手のずらし方は、神様との一体感を表すと言われています。
*御朱印やお守り、おみくじは拝殿での参拝後に受け取りましょう。
⑥神社を後にする際、鳥居をくぐって本殿に向かい、一礼をします。
鳥居をくぐる前に一礼をしていますので、神社から出る時はもう一度鳥居をくぐるところで本殿に向かって一礼をして神社参拝が終了となります。最後まできちんと挨拶しましょう。
神社参拝時の服装
神社参拝には「正式参拝」と「略式参拝」の2つがあり、追加で「御祈禱」も存在します。
服装のガイドラインは以下の通りです。
服装
正式参拝 | 男性はスーツにネクタイ。女性はスーツやワンピース。 |
略式参拝 | 普段着で問題なし。 |
御祈禱 | 普段着で構いませんが、ジーンズ、ジャージ、露出の多い服、サンダルは避けましょう。 |
「正式参拝」時の服装はフォーマルであることが求められますが、「略式参拝」と「御祈禱」では普段着で清潔感を意識しましょう。
神社参拝時の良い時間
神社参拝は午前中が良く、特に「朝の早い時間」がおすすめです。これは活動エネルギーが最も高まる時間帯であり、夜や夕方は避ける方が良いとされています。
神社参拝時の持ち物
ハンドタオル、ハンカチ | 手と口を清める際に水に濡れるのでハンカチを準備しましょう |
お賽銭 | 小銭を準備、お願い事によってお賽銭は変わることがあります。必要と思われるお賽銭をご準備ください。 |
神社参拝時は混雑している状況になるので、お賽銭はすぐ取り出せるよう準備しておくといいですよ。
神社でお参りする仕方は?お願い事の言い方やマナーとは?まとめ
神社のお参り方法と神社参拝での願い事の表現についてご紹介しました。
- 名前と住所を名乗る
神様に対して、お参りの際にはまず自分の名前と住所を名乗りましょう。 - 日頃の感謝を伝える
お参りの中で、神様に対する日頃の感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。 - 願い事を伝える
自分の願い事をはっきりと伝えることが大切です。
お参りの際の基本的な手順は以下です。
- 一礼をしてから鳥居をくぐる
- 神社に到着したら、まずは鳥居の前で一礼(お辞儀)をしましょう。
- 手水舎で手と口を清め、心身を清らかに整えます。
- 鈴を鳴らす
鈴を鳴らすことで、神様に挨拶し、注意を促します。 - お賽銭を入れる
お賽銭箱にお賽銭を丁寧に入れます。 - 二拝二拍手一拝をする(願い事は二拍手の後)
神様に向かって二礼し、二度手を叩き、再び一礼して願い事を伝えます。 - 鳥居をくぐって神社の外に出た後にも一礼をする
神社を後にする際も、鳥居をくぐってから本殿に向かい、一礼をします。
神社参拝の際のマナーや願い事の言い方が参考になれば幸いです。