富士山 入山条件 静岡について、2025年最新の情報をもとに徹底解説します。
「富士山に登ってみたいけど、ルールや服装ってどうすればいいの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
2025年からは静岡県側でも入山条件が大きく変わり、事前学習や入山証の取得、入山料の支払いなどが必要になりました。
さらに、午後2時以降に登山するには山小屋の予約も必須です。
本記事では、入山条件から服装・装備、ルールやマナーまで、富士山に登るうえで知っておくべき情報を分かりやすくまとめました。
富士登山を安全に、そして心から楽しむための準備が、この1記事でまるっと分かります!
ぜひ最後まで読んで、富士山登山のスタートラインに立ってくださいね。
富士山入山条件2025年最新版【静岡県側ルート】
富士山入山条件2025年最新版【静岡県側ルート】について詳しく解説していきます。
事前学習は必須!富士山eラーニングとは
2025年の静岡県側からの富士登山では、事前学習が義務化されました。
この学習は「静岡県FUJI NAVI」アプリを通じて提供され、富士山の自然保護、安全登山に関する内容をeラーニング形式で学べるようになっています。
登山前にテスト形式で出題される「富士山テスト」に全問正解する必要があります。これに合格しないと、入山証が発行されません。
内容は約10分程度の動画やスライドで構成されており、初心者でも理解しやすい内容になっています。
登山者としての意識を高めるためにも、形式だけで終わらせず、しっかりと内容を吸収することが大切です。
これは本当に大事なステップなので、飛ばさずに丁寧に受講してくださいね。
午後2時以降の登山は山小屋宿泊が必要
午後2時から翌朝3時までの時間帯に富士山五合目から登山道に入るには、山小屋の宿泊予約が必要です。
いわゆる「弾丸登山」や日没後の登山による事故リスクを下げる目的で導入されたルールです。
なお、「静岡県FUJI NAVI」は山小屋の予約機能はありません。宿泊予約は登山者自身が、各山小屋の公式サイトなどで別途行う必要があります。
現地でのチェックイン時には、宿泊予約の確認が行われるため、証明となる予約メールや確認画面をスマートフォンで提示できるようにしておきましょう。
「少しくらいなら…」と無理して登ろうとすると、入山できずに引き返すことにもなりかねませんよ〜!
入山証の取得方法とアプリ登録の流れ
項目 | 内容 |
---|---|
登録方法 | FUJI NAVIアプリ or Webサイトで事前登録 |
必要情報 | 氏名、登山日、ルート、山小屋宿泊の有無など |
入山証 | QRコード形式で発行、有効期限は登山当日中 |
提示場所 | 登山口(五合目)にてスタッフへ提示 |
事前登録は5月9日から開始されています。
アプリでの登録は直感的でわかりやすく、登山当日はアプリを起動してQRコードを提示するだけでOKです。
また、入山証と一緒に「リストバンド」も現地で受け取り、装着して登山するスタイルとなります。
このバンドが入山の証明になりますので、途中で外したりしないように注意しましょう。
準備は早めに済ませておくと安心ですね。
入山料はいくら?支払い方法と免除条件
項目 | 内容 |
---|---|
金額 | 4,000円/人(1回) |
支払い方法 | FUJI NAVIでのキャッシュレス決済、または現地支払い(現金・電子マネー・カード) |
免除対象 | 学校教育課程の活動、障害者と介助者など(要申請) |
申請期限 | 原則2週間前までに提出 |
支払い方法は事前登録の際にオンライン決済が便利ですが、現地でも対応しているため、万が一スマホが使えなくても安心です。
また、教育機関での遠足や特別活動、障害者・その介助者などは事前申請により免除対象となる場合があります。
対象者の方は、申請書を県へ提出して「減免承認通知書」を必ず受け取ってください。
知らずに現地でトラブル…なんてことにならないよう、確認しておいてくださいね!
静岡側ルート(富士宮・御殿場・須走)の違い
ルート | 特徴 |
---|---|
富士宮ルート | 最短距離。初心者向け。山小屋多め |
御殿場ルート | 最長距離。体力勝負。玄人向け |
須走ルート | 森林多く変化に富む。静かに登れる穴場ルート |
どのルートを選ぶかで登山の雰囲気や所要時間が大きく変わります。
たとえば富士宮ルートは最もポピュラーで、山頂までのアクセスが早いのが魅力。山小屋も多く、初心者におすすめ。
一方で御殿場ルートは距離が長く、標高差も大きいため、体力に自信のある方向けです。
須走ルートは、景観のバリエーションが豊かで、途中にある「砂走り」も一つの名物!
それぞれに良さがあるので、体力と時間、好みに合わせて選んでくださいね!
日帰り登山は可能?おすすめの登山計画
静岡側ルートでは、日帰り登山も可能です。ただし、かなりの体力と計画性が求められます。
日帰り登山をする場合は、午前中の早い時間から登山を開始し、午後早めに下山を完了するようなプランにしましょう。
山小屋の利用がないぶん、休憩のタイミングや天候の変化への備えは万全にする必要があります。
また、夜間時間帯(午後2時以降)の入山はできないため、時間厳守での行動が求められます。
筆者としては、初心者や体力に不安がある方には、1泊2日の山小屋泊登山を強くおすすめします。
無理して体調崩すより、楽しく安全に登りましょうね。
現地受付の注意点と混雑回避テクニック
もしアプリ登録や事前学習を忘れてしまった場合、現地五合目でも受付は可能です。
ただし、繁忙期は長時間待たされる可能性があるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
現地では10分程度のルール学習や申込用紙の記入が必要になります。
混雑を避けたい場合は、
-
平日を狙う
-
朝イチの時間帯に訪れる
-
登山計画は余裕をもって立てる
このあたりがポイントです。
アプリ登録と事前学習は本当に便利なので、できるだけ事前に済ませておいてくださいね!
富士登山に最適な服装と装備を完全ガイド!
富士登山に最適な服装と装備を完全ガイド!登山の安全と快適さは、装備でほぼ決まります。
初心者でも安心の基本登山装備とは
富士山は日本一高い山です。日帰りで登れるとはいえ、観光地感覚の軽装では絶対に登れません。
以下が基本装備の一例です。
装備名 | 必要理由 |
---|---|
登山靴 | 岩場や砂利道を安全に歩くため |
レインウェア | 急な天候変化に対応するため |
防寒着 | 夏でも山頂は0℃近くまで冷え込む |
手袋・帽子 | 日焼け・怪我・寒さ防止に必須 |
ヘッドライト | 万一の遅れ・夜間の行動に備える |
ザック | 両手を空けて登山するための必須道具 |
携帯トイレ | 山頂・中腹にトイレが少ないため |
この表だけ見ても、富士山が「本格的な登山」であることがよく分かりますよね。
筆者も初めて登った時は装備を軽く考えていて、寒さと疲労で本当に後悔しました…。
絶対に準備しておいてくださいね!
登山靴の選び方と履き慣らしのコツ
富士登山において、靴選びは命を守る装備のひとつ。
靴底がしっかりしたミドルカット以上の登山靴がおすすめです。岩場や砂利道が続くため、スニーカーは滑りやすく危険。
そして、新品をいきなり履いて登らないことも大切。
登山前に街中やハイキングで何度か履いて「履き慣らす」ことで靴擦れや疲労を防げます。
さらに、登山用の厚手ソックスを併用すると、靴のフィット感がアップして快適ですよ。
「道具も相棒」。自分の足に合った一足を選んでくださいね!
レインウェアや防寒具の必要性
富士山では、天候が突然変わるのが常識。快晴でも急に雨や強風になることも珍しくありません。
そのため、「上下セパレートのレインウェア(防水透湿性素材)」が必須です。いわゆるカッパとは違って、登山用はムレを防いで快適に着られます。
また、防寒対策としてフリースや薄手のダウンジャケットを1枚ザックに入れておくと安心。
山頂の気温は0℃近くなることもあり、真夏でも凍えるような寒さを感じます。
筆者も「7月の山だから半袖でいいか」と甘く見て、山頂でガタガタ震えた経験あり…!
「ちょっと大げさかな?」と思うくらいの防寒が、ちょうどいいんですよ~!
夏でも油断禁物!富士山の気温変化
富士山の五合目(標高約2,400m)でも、真夏で15℃前後。
そこから山頂(標高3,776m)に登ると、気温は一気に下がり、晴天でも5℃前後、悪天候時は0℃近くに。
さらに、風速1mで体感温度は1℃下がると言われています。山頂では風速10m以上のこともザラにあります。
つまり、真夏に雪山並みの寒さということもありえるんです。
薄手の長袖・タイツ・防寒着・手袋・ニット帽など、冬登山のような装備が必要になります。
特に早朝の「御来光(ごらいこう)」を狙う場合は、凍えるような寒さを体験する覚悟をしておきましょう!
「夏山=暑い」は富士山では通用しませんよ!
ヘッドライトや携帯トイレの重要性
富士登山では、「万一の夜間行動」や「早朝の暗い時間の登山」が珍しくありません。
そのため、両手が使えるヘッドライトは必携アイテム。ライトは明るさ(ルーメン)が高めのものを選び、予備の電池も忘れずに。
そしてもう一つ見落としがちなのが「携帯トイレ」。
山頂や八合目以降ではトイレが少なく、行列も。しかも悪天候で閉鎖されることもあります。
「我慢できない…」そんな状況に備えて、携帯トイレを準備しておくと安心感が全然違いますよ。
「使わなかったらラッキー」くらいの気持ちで持っていきましょう!
「弾丸登山」は危険?避けるべき登山スタイル
最近よく耳にする「弾丸登山」とは、夜に五合目を出発して、休まずに登頂・下山する無宿泊の登山スタイル。
体力に自信のある人が挑戦することもありますが、正直おすすめできません。
なぜなら、
-
高山病になるリスクが大幅に上がる
-
休憩できず極度の疲労がたまる
-
周囲が真っ暗で足元の危険が多い
など、命に関わるリスクが非常に高いからです。
実際に筆者も過去に弾丸登山をした友人が途中で嘔吐や頭痛に襲われて、泣きながら下山した経験があります…。
登山は無理せず、楽しむのが一番!
安全に富士山を満喫するには、山小屋泊の計画を立ててくださいね!
筆者おすすめ!買ってよかった登山アイテム
ここで、私が実際に富士登山で使って「買ってよかった〜!」と思ったアイテムをご紹介します。
-
【モンベル】レインダンサー:軽量でムレにくく、風にも強い。
-
【ジェントス】LEDヘッドライト:小型で明るさもバッチリ!
-
【finetrack】ドライレイヤー:汗冷え防止に効果抜群。
-
【mont-bell】アルパインザック:背負い心地がよく疲れにくい。
-
【Amazon購入】携帯トイレセット:安心感が全然違います!
富士山は「登れば分かる」装備の大切さを、全身で感じさせてくれる山。
しっかり装備を整えて、最高の登山にしましょうね!
富士登山ルールとマナーを守って安全に登ろう
富士登山ルールとマナーを守って安全に登ろう!これができてこそ、一人前の登山者です。
富士山の自然を守るための基本マナー
富士山は、世界文化遺産に登録された貴重な場所。
その自然環境はとても繊細で、一度ダメージを受けると回復に時間がかかります。
そのため登山者には、**「自然保護のマナー」**が求められます。
代表的なものは次のとおりです。
-
登山道以外に立ち入らない
-
石や植物を持ち帰らない
-
物を投げない・落とさない
-
小さなゴミでも必ず持ち帰る
当たり前のことかもしれませんが、登山中はつい忘れがちになるもの。
「自分が出したものはすべて持ち帰る」――これが富士山を未来に残すための第一歩です。
登るだけじゃなく、守ることもカッコイイ登山者の証ですよ!
ゴミは必ず持ち帰る!携帯トイレの使い方
富士山ではゴミ箱がほとんど設置されていません。
というのも、「各自でゴミを持ち帰る」ことが大前提だからです。
飴の袋、ペットボトル、食べ終えたおにぎりの包装紙――すべてバックパックにしまえるように、ゴミ袋を1枚用意しておくと便利です。
また、トイレ事情も意外とシビア。
特に八合目以降の山小屋や山頂では、混雑や故障で使えないこともあるため、携帯トイレの携行が強く推奨されています。
使い方も簡単で、ジップ付き袋に凝固剤が入っているものが主流。
使ったあとは、密閉して持ち帰り、下山後に各自治体のルールに従って処分すればOKです。
「備えあれば憂いなし」。これ、ほんと大事です!
登山中の事故防止と応急対応の心得
富士登山で起こる事故の多くは、滑落・転倒・高山病。
とくに高山病は標高2,500mを超えるあたりから誰にでも起こりうるので注意が必要です。
症状は、頭痛・吐き気・めまい・倦怠感など。
対処法としては、
-
無理をせずこまめに休憩
-
深呼吸を意識
-
水分を多めにとる
-
頭痛がひどい場合はすぐに下山
また、応急処置キット(絆創膏・テーピング・消毒液など)も持っておくと安心。
ケガをしたときや仲間を助けるときにも役立ちますよ。
登山中は「大丈夫だろう」ではなく、「備えておこう」の気持ちでいきましょう!
団体登山や家族登山で気をつけること
富士登山は、友達グループや家族で楽しむ人も多いですよね。
そんなときに大切なのが**「ペース配分」と「役割分担」**です。
よくあるのが、元気な人がどんどん先に行って、体力がない人が置いてけぼりになるパターン。
必ず全員で同じペースを守って登るようにしましょう。
また、リーダーを1人決めて、
-
行程管理
-
緊急連絡先の把握
-
山小屋の予約確認
などをまとめておくとスムーズです。
家族登山では、特にお子さんや高齢者の体調変化にも気を配ってあげてくださいね!
みんなで声を掛け合って、全員で無事に帰ってくることが一番のゴールです。
登山届と緊急連絡先の準備も忘れずに
登山届(登山計画書)は、いわば命を守る情報カード。
出発時間、ルート、下山予定、同行者、緊急連絡先などを記入して提出します。
提出先は、アプリ「コンパス」や、登山口のポストなど。
遭難や事故が起きたときに、迅速な救助に大きく役立つんですよ。
また、家族や信頼できる友人にも「登山日」「登山ルート」「下山予定時間」などを伝えておくのも大切。
スマホの充電は常に8割以上キープ、モバイルバッテリーも携行しておきましょう。
「備えすぎかな?」くらいが、山ではちょうどいいんです!
「無理しない」が一番大事な登山の鉄則
富士山は観光スポットとして有名ですが、実際は本格的な山です。
標高が高いため体調変化が起こりやすく、特に高山病や気象変化には要注意。
体が重い、頭痛がする、足がつる――少しでも異変を感じたら、無理せず引き返す勇気が必要です。
「せっかく来たから…」という気持ちはわかりますが、安全第一が鉄則です。
筆者も過去に、八合目でリタイアしたことがありますが、今振り返ると「正解だったな」と思います。
山はいつでもそこにある。またチャレンジできますからね!
SNS投稿にも注意!写真撮影マナーとは
富士登山中、写真や動画を撮る方も多いと思います。
景色はもちろん、御来光、山小屋、仲間とのショット…どれも思い出に残りますよね!
ただし、以下のマナーも忘れずに。
-
他人の顔が写り込まないよう配慮
-
撮影に夢中で立ち止まって登山道をふさがない
-
ドローン撮影は禁止エリアが多いため要注意
-
SNS投稿では位置情報や他人の顔出しに注意
山での一瞬の行動が、周囲に大きな影響を与えることもあります。
「自分さえ良ければ」ではなく、みんなが気持ちよく過ごせるようにしたいですね!
筆者も気をつけながら、しっかり写真を楽しんでいますよ~!
富士山 入山条件 静岡2025年版|服装・ルール・入山料の全ポイントを徹底解説!まとめ
富士山 入山条件 静岡では、2025年から新たなルールが導入され、安全で快適な登山のために準備が求められます。
静岡県側ルートでは、事前学習の修了、午後2時以降の登山には山小屋宿泊、そして4,000円の入山料支払いが必須です。
また、富士山の自然保護や登山中のマナーも強化されており、装備や服装についても十分な準備が欠かせません。
弾丸登山のような無理なスタイルは避け、リスクを最小限にする登山計画を立てることが大切です。
富士登山は、自然とのふれあいを楽しみながら、自分と向き合う貴重な体験でもあります。
しっかり準備して、最高の富士登山を楽しんでくださいね。