季節の食材

梅干しを保存袋で簡単に漬ける方法と手順のポイント

梅干し作り

梅干しを漬けるのは大きな瓶で漬けるイメージがあって、部屋が狭いからと我慢していました。

しかし、瓶じゃなくて、コンパクトなファスナーのついた袋で梅干しは漬けられるんです。
これを知ったとき、かなりの衝撃でした。

梅干しと言えば、5リットルくらい入る赤い蓋の瓶じゃなきゃだめだと思っていたので、狭いキッチンでは危ないかな~っと躊躇してきたんですが、興味が途絶えることはなかったんです。今年こそは、5リットル瓶を思い切って購入して、梅干し漬けを始めようかと決心したところ、保存袋で梅干しを漬けられることを知りました。

狭くなるのが嫌だな~って思って梅干し漬けを諦めてる方にオススメですよ。

 

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赤梅干しの袋漬け

 

梅干し袋漬けの材料

  • 南高梅 1kg
  • 粗塩  180g
  • 梅酢  600g
  • もみしそ 200~300g
  • 焼酎(アルコール度数30以上) 大さじ2
  • ファスナー付き保存バッグ(ジプロックなど) 2枚
  • 重し(電話帳や雑誌など) 500g(梅の半量の重さのもの)

基本の材料をご紹介致しました。
続いて、梅の下ごしらえをしていきます。

梅の下ごしらえ3ステップ

  1. 梅を水洗いして、ザルにあげます。
  2. 乾いた布巾やキッチンペーパーで水気を拭き取ります
  3. 竹串で梅のヘタを一粒づつ丁寧に取ります。

買ってきたばかりで固い青い梅の場合は、袋から出して3日ほどしてから漬けました。
青色から黄みがかった青に変わったのと、ヘタにカビっぽく白くなった梅を見つけたので急いで漬けました。

赤梅を漬ける9ステップ

  1. ファスナー付き保存バッグは焼酎で殺菌しておきます。
  2. ファスナー付き保存バッグに下ごしらえした梅と焼酎(大さじ2)を入れます。袋の中で梅を転がして、梅全体に焼酎がなじむように袋を振ります。
  3. 塩全量を入れて、袋の中で梅を転がして梅と塩をなじませます。
  4. 3に味の素(小さじ1)を加えると、さらにまろやかにになります。
  5. ファスナー付き保存バッグを2重にして、電話帳や雑誌をのせます。梅は重ならないように注意して重しをのせます。
  6. 梅の袋は毎日裏返して冷暗所で保管します。裏返す時に、溜まっている塩を溶かし混ぜるように振るようにする。約1週間ほどで梅酢があがってきます。
  7. 赤梅干しを作る場合は、もみしそを入れます。6の梅酢をすてて、梅と交互にもみしそを入れて、梅酢を梅がつかる程度まで入れていきます。
  8. 梅にしその色と香りが移るまで1~2ヶ月じっくり漬け込んでいきます。
  9. 天日干しを4日程度します。天気が良い日が続くときに天日干しをします。

 

梅干しが出来上がるまでの手順をご紹介

初めての梅干し漬けですが、特に手間がかかることもなく簡単でした。
ただ、梅を平らに並べておくスペースを常時確保することは難しいので、最初から袋は小さめの保存バッグ3つに分けて作りました。

3段のカラーボックスを本棚として使っているのですが、そこに梅を入れて、本を重しにしています。小さめの保存バッグだから、すっぽり入って場所を取らず重宝しています。

梅をジプロック3つに

ゆったりと入れたかったので3つに分けましたが、2つでも入りそうでした。

塩は、きちんと計量して3分割して入れました。

塩180g

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塩と味の素を袋にざくっと入れます。
焼酎が入っているので、すべてがうまく混ざるようにゆすって梅になじませます。
やっていくうちにコツがわかってうまく混ざるようになりますよ。

梅酢があがってきました

3日くらいでかなり梅酢があがってきます。
毎日、袋をゆすり混ぜてますが、面倒なことは全くありません。逆に、どんな感じかな~って変化を楽しみにしているくらいです。

梅酢もみしそ

あがってきた梅酢をすてて、この新しいしそ梅酢ともみしそを入れていきます。

まだこの段階なので、この後の工程は順次更新していきますね。

 

梅ができあがるまで、しばらくかかるので、梅を漬けるときに迷ったことを書いておきますね。

梅干しをつけるときに迷ったこと

Q1 買った梅がまだ固く青く、桃のようないい香りをしているが、このまま漬けはじめていいのか?

A1  南高梅は、赤く変色していくのでわかりやすいですが、青梅の場合は、赤くならず黄色っぽくなってきます。よく、梅を一晩水につけておく・・・などと書かれているものもありますが、梅がクタクタになってしまう場合があるので、一晩水につけるのは危険のようです。

サイトによっても大きく分かれるところなので、個人の判断にはなりますが、梅のアクが気になる方は、長時間ほったらかしにせず、まめに梅の変化をチェックしながら判断されるといいと思います。

 

Q2 梅を洗ったあと、しっかり乾かせることが大切とありますが、完全に乾いていないとダメ?

A2 水はカビの原因になるので、しっかり乾かすように言われます。梅を水洗いしたあと、数時間おくと部分的に湿ってるところもありました。そこで、キッチンペーパーで一粒ずつ拭き取りとヘタとりをしていきました。

ファスナー付き保存バッグは、事前に焼酎を少し入れて、全体に焼酎がまわるようにガンガン降っておきます。殺菌し終わったら、焼酎はいったん捨てます。ここに梅を一粒づつ丁寧に入れていきました。水分とわからない程度の湿った感じなら、焼酎で殺菌されてしまうので問題はないです。カビも生える気配さえありませんでしたよ。

 

Q3 塩分が気になるから減らしたい

A3 梅干しって古いものほど、塩が吹き出てきて塩辛いですよね。まず、漬けるときの塩の量は減らしてはいけません。カビが発生する可能性が高いからです。確実に梅干しを作ったあとで、塩を抜くことはできますので、まずは梅干しを作ることに専念しましょう。

ちなみに、塩抜きした梅干しは痛みやすくなるので、1~2ヶ月以内に食べる分ごとに塩抜きするようにしましょう。

 

Q4 梅を漬けたいけど、キッチンが狭い。梅って大きな瓶やタルで漬けるものだよね?

A4 ずーっとそう思ってましたが、ジプロックなどの保存袋で出来ました。キッチンが狭くても、梅干しは作ることが出来ます。梅の時期は長くはないので、まとめて作って1年食べられるといいですよね。

 

梅干しを保存袋で簡単に漬ける方法と手順のポイントまとめ

家が狭いからこの方法にめぐり合って梅干し作りを始めましたが、こんなに簡単だとは思いませんでした。

工程を順番に進んでいけば、梅干し作りは難しくありません。ただし、水滴がトラブルのもとなので、きちんと拭き取ることや35度以上の焼酎で梅にふれる器具、容器は殺菌することなどを忘れないようにすることは大切です。

梅は漬けられる時期が短いので、店頭に青々とした梅が並んだら漬けはじめて、1年大切に頂けるといいと思います。

特にサル年に収穫される梅は、縁起が良いといわれていますので、健康のためにも梅干し作りをされてはいかがでしょうか。

 

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